以前、某業界の経営者が集まるセミナーで講演をさせてもらいました。念入りに準備をし、本番も盛況、アンケートを見てもほんと涙が出るほどに嬉しいものばかりでした。でも、1週間が経ち冷静に振り返ってみると、「あそこで、もう少しこの話をすれば良かった」というものがポロポロと出てきました。これは私にとっての悔いることであり、次回へ活かすためのモノになります。
一見すると、満足した、成功した、というような結果であっても120%はありません。だから、それを次に活かそうとするのが学ぶことであり成長することなのでしょう。あるいは、満足や成功といった逆の不満や失敗であればなおさらです。
自分が全力で取り組んだことに対して、その瞬間はそれでいいと思いますが、その後に感じる後悔というのは、次に活かすための財産になります。後悔した事象の事実、時間を元に戻すことは出来ませんが、自分の糧にする、あるいは、金本さんが若手選手に向けたメッセージにあるように、後輩、部下、あるいは同僚へ伝えていく。このことよって、後悔は他人にとっても有益な情報となり、活力となります。
後悔したことをそのままにせず、有益化するためにあなたならどのような工夫をしますか?
■今日のまとめ
「後悔は公開することで他人にとって有益な情報・活力となる」
- 現在、後悔していることを思い出してみて列挙する
- 列挙したことを自分への糧にするにはどのような取り組みが必要か?考えノートに書き出す
- 列挙したことから「自分と同じ後悔はしてもらいたくない」ということを前提に誰にどのように伝えるといいか?考え、実際に伝えてみる
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