「これ買います」の後を大事にしない店に客が来ない当然の理由

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商品を買うかどうか思案している間は饒舌だった店員さんが、買うと決めた途端に「事務的」になってしまいレジではお金のやりとりだけ…などという経験はないでしょうか。接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、「次も来てもらいたいなら、商品決定後のトークが重要」として、自身の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』にその理由を記しています。

決定後のトーク

接客では、商品を売るまでの間にどんな話をするかも大切ではありますが、商品を販売した後にどんな話をするかも意外と重要度は高いものです。

例えば、よくありがちなことなのですが、「これ買います」と言うまでの間は、とても会話が弾んでいたのに、買うのが決まったら途端に会話が落ち着いてしまってレジではお金のやりとりだけになってしまう。

そして、商品の受け渡しが終わったらそのままこれといった会話もなくお店を後にする。これだと、お客様は、「さっきまでの楽しい時間は一体どこへ…」というくらい違和感を感じてしまいますよね。結局売りたかっただけなのかなと思われても、不思議ではありません。

これは、オンラインアカデミーの方でもお話しさせていただくことなのですが、(4月配信分なので会員の方はお楽しみに!)お客様は帰り際のことをよく覚えています。そこまでの接客が良くても、帰り際にあまり良い気分になれなければ、お店の印象もそうなってしまいますし、逆に、帰り際の印象が良かった時は、良い印象を持ちがちです。

ですから、商品を買うことが決まった後にどんなトークでお客様に楽しんでもらうか次にまた来てもらいたいと思ってもらうかは、とても大事なポイントなんです。

だから、顧客を増やしたいと願う販売員ならば、商品が決まった後の話題の幅をたくさんもっていてもらいたいと思います。そのたくさんの話題の中から、目の前のお客様に合わせた話ができて、そこでまた良い印象をもってもらえたら良いですよね。

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