「ジムを利用するメリットは?」ボディメイクのプロに聞いた結果

 

次に準備するといいのは、パワーベルト(トレーニングベルト)ですね。自宅とは違い高重量を扱う事が出来る分、怪我のリスクも高くなります。特に、腰への負担が大きい種目が増えるので、しっかりと腰を守る意味で重要なアイテムです。腰の保護という目的以外にも、腹圧を上げるという効果があります。大きな力を発揮する際には、思いっきり腹圧を上げる必要がうまれます。その際に、ベルトでしっかりとお腹が固定されていると、うまく力が発揮されやすいのです。通常、レッグプレスなどでは腰を痛める事は起こりにくいですからベルトをしなくてもいいのですが、私は腹圧を上げる目的でレッグプレスなどの際にもベルトはします。

そして、もう一つ、腰回りがしっかりと固定されることで体幹がしっかりとします。これはラットマシンなどの時に感じるかもしれません。ラットマシンも腰への負担は気にしなくていい種目ではありますが、ベルトをしっかりと巻いた方が高重量にも体がぶれずに引っ張ることが出来ます。このようにパワーベルトはジムに行く際には優先順位の高いトレーニングギアと言えます。

次にお勧めのギアはリストラップです。手首を保護するサポーターのようなものです。これも高重量を扱うようになってくると有難みが分かるアイテムです。例えば、ベンチプレスをする際に、少しでもフォームが崩れると、本来のターゲットであった大胸筋以外に負荷がかかっていくことになります。最も痛めやすい箇所が手首です。そもそも小さな関節であって、一番バーに近い関節でもありますから、間違った負荷の伝わり方をするとすぐに怪我に繋がってしまいます。それほど手首とは怪我に気を付けなくてはいけない部位なのです。

そして、最後にパワーグリップです。これは専ら背中のトレーニングに利用します。背中は主に引くという動作で行うので、どうしても握力の限界が重量の限界となってしまうのです。パワーグリップを使う事で、握力の限界を超えた重量を扱う事が可能となります。握力も鍛えるから、そのようなギアは使わないという人がいますが、効率としてはあまりよくない考え方だと思います。
背中を鍛えているのですから、握力よりも背中を最優先すべきだからです。握力を鍛えたければ、握力用のトレーニングをするのが効率的といえます。

image by: mazur serhiy, shutterstock.com

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桑原塾塾長 桑原弘樹は、国内大手食品メーカーでサプリメント事業を立ち上げ、全商品の企画開発に携わる一方、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会 日本支部PDAなどの立場で、国内外問わず多くのトップアスリートに直にコンディショニング指導を行ってきた。サプリメントは作るだけにとどまらず、「日本で一番使っているのでは」と豪語するほどのユーザーでもあり、年間300回のワークアウトも欠かさない。サプリメントやダイエットなどの分野で、多くの情報が散乱する昨今。サプリメントを作り、自ら試し、活用法を指導してきた、桑原塾長が、本物で価値あるボディメイク情報を提供すべく、スクランブル発進する!!!

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