減量の中盤から後半に何をやればいいのか?プロに聞いてみた結果

 

まず、最大のデメリットは筋肉が分解に向かいやすくなるということです。従って、有酸素の最中にも血中のBCAA濃度は高めておくといいでしょう。
次のデメリットは、疲労感が強くなることです。これは筋トレの疲労感とは異なり、なかなか抜けてくれません。主に活性酸素のよる疲労感といってもいいかもしれません。

この対応策としては、ひとつは長時間の有酸素としないことです。20分程度の有酸素を、少し強度をあげて行うようにします。トレッドミルであれば傾斜を3.0くらいにして、時速で6.0~6.5kmが目安でしょうか。
また有酸素は分割してもいいという嬉しい特長がありますので、40分する場合には例えば朝に20分して、夕方のトレ後に20分などでも構いません。

対応策の2つ目は、抗酸化への意識を高めてください。食事で言えば、緑黄色野菜を積極的に食べるようにします。サプリメント的には、ビタミンACE、αリポ酸、アスタキサンチン、還元型COQ10といったところです。抗酸化のサプリメントは日常的には優先順位が低くなりますが、有酸素を取り入れたと同時にグッとひきあげておくといいでしょう。

どうしても代謝が停滞してしまった時の、ちょっとした裏技をひとつご紹介しておきます。準備するものは、「エキストラバーナー」「ホットコーヒー(ブラック)」「冷水」です。

まず湯船に熱めのお湯を張ります。季節にもよりますが、41℃くらいでしょうか。次に体重計で体重を計ります。次にエキストラバーナーを6粒飲みます。そして、湯船に浸かりながらホットコーヒーを飲みます。どんどんと汗をかいて、しんどくなったら湯船から出てシャワーを浴びたり体を洗います。

落ち着いたら再び湯船に浸かってホットコーヒーを飲みます。これを繰り返して、ホットコーヒーが無くなったらシャワーを浴びてお風呂から上がります。そして体重を計るのです。

恐らく発汗した分だけ体重が減っているはずです。サウナと同じような効果ですので、別に脂肪が燃えたわけではありません。あくまでも体内から水分が抜けただけです。最後に減った体重以上のお水を飲むようにします。例えば、500g減っていたら、500CC以上のお水を飲みます。そして、寝床について眠りにつくのです。

次の日の朝に、いつもと少し違うパリッとした感じがわかれば成功です。きっと代謝があがって、停滞期を脱するきっかけになってくれるはずです。
これはあくまでも停滞期へのカンフル剤なので、年中行うものではありません。また入浴中に気分が悪くなりそうな場合は、すぐに中止をしてください。ちょっと荒っぽい裏技でもあります。

image by:  Nikolas_jkd / shutterstock.com

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桑原塾塾長 桑原弘樹は、国内大手食品メーカーでサプリメント事業を立ち上げ、全商品の企画開発に携わる一方、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会 日本支部PDAなどの立場で、国内外問わず多くのトップアスリートに直にコンディショニング指導を行ってきた。サプリメントは作るだけにとどまらず、「日本で一番使っているのでは」と豪語するほどのユーザーでもあり、年間300回のワークアウトも欠かさない。サプリメントやダイエットなどの分野で、多くの情報が散乱する昨今。サプリメントを作り、自ら試し、活用法を指導してきた、桑原塾長が、本物で価値あるボディメイク情報を提供すべく、スクランブル発進する!!!

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