JFKが尊敬した日本人とNYで注目の実店舗経営者に共通「利他の心」

 

こうしたニューヨークでいま注目されている店の特徴を見て、ふと、思い出したのが、上杉鷹山の無欲万両という名言だ。 上杉鷹山は、江戸時代の米沢藩主で、借金まみれだった米沢藩の窮地を立て直したことで知られている偉人。その上杉鷹山の名言に『働き一両、考え五両、知恵借り十両、コツ借り五十両、ひらめき百両、人知り三百両、歴史に学ぶ五百両、見切り千両、無欲万両』

…というのがある。単に働けば1両で、考えて働けば5倍の5両、他人の知恵を借りたらその倍の10両…といった具合にどうすればもっとも利益が得られるのかを説いている。そして、もっとも利益になるのは無欲だそうなのだ。

利他の心とか、誰かのために生きるといった考えにも通じるものがある。

ところで実は、アメリカでは上杉鷹山は有名だったりする。アメリカで読まれている日本に関する有名な書籍は3冊あって、1つは、新渡戸稲造の『武士道(Bushido: The Soul of Japan)』(参考リンク:amazonサイト、以下同)、2つ目は岡倉天心の『茶の本(The Book of Tea)』、そして、上杉鷹山が紹介されている内村鑑三の『代表的日本人(Representative Men of Japan)』である。

アメリカ第35代大統領のジョン・F・ケネディが、最も尊敬する日本人政治家は上杉鷹山と返答したという逸話があるほど。

ブルティンとフルイッド・プロジェクトの運営者たちは上杉鷹山を知っているかどうかは不明だけど、普遍性の高い思想は国や文化を超えて何かしらの形で共通して存在するのかもしれない。

image by: 不明。 [Public domain], via Wikimedia Commons

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ニューヨークの大学卒業後、現地で就職、独立。マーケティング会社ファウンダー。ニューヨーク在住。読んでハッピーになれるポジティブな情報や、その他ブログで書けないとっておきの情報満載のメルマガは読み応え抜群。

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