学校が夏休みに入ったこの時期、さまざまなお店でたくさんの家族連れのお客様をみかけます。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、子連れ客の場合、お子さんの気を上手く惹きながら接客することがポイントであるとし、身につけておくと役立つ2つのコミュニケーション方法を具体的に記しています。
子どもと目線とハイタッチ
そろそろ、小中学校あたりは、夏休みに入っている時期かと思います。ちょうど原稿を書いている今も、いつも通っているカフェのスタッフさんがお子さんを連れてきていて、「先週終業式でした」とおっしゃっていました。
ということは、これからの時期は、(お店にもよるでしょうが)お子様連れのお客様や、お子様同士での来店が増える時期になります。ですから、お子様への対応力もしっかりと身につけておきたいところですよね。
ちなみに私はと言いますと、いつの頃からか、お子様と仲良くなるのが得意になりました。お客様がお子様を連れてこられたりすると、なぜかあっという間にお子様が懐いてくれて、それがお客様にも喜んでもらえるのです。
自分でもなぜなのかがよくわかっていなかったのですが、よくよく考えると、2つのことをやるようになってからそうなっていました。それが、「目線を合わせること」と、「ハイタッチをすること」です。なぜこの2つをやるようになったのかは、よく思い出せないのですが、確かに今も、お子様と会うとよくやってしまいます。
目線を合わせるというのは、まぁよくある話です。お子様はまだ身長が低いので、大人からすれば、ものすごく低い目線で立っています。そこに、大人が普通に立ったままの状態で話しかけても、なぜかうまく話せません。ですが、お子様の目線と同じ高さに腰を落としたり、しゃがんで話をすると、お子様は話をしてくれるようになります。
子どもが実際にどう感じているかはわからないので、どうとも言いようがないのですが、子どもではなくても、目線を同じにして話をするというのは、大事なことなのでしょう。それだけでも、子どもは話しやすい人だと思ってくれるようです。
そしてもう1つ、よくやっているハイタッチ。シチュエーションで言いますと、お客様からお子様のことをご紹介いただいた時などに、「こんにちは」と挨拶をした後などにやります。「ハイタッチしよう」なんて言うわけではなくて、普通に話していて、会話が終わりそうな時などに、「イェイ」みたいな軽いノリでハイタッチをするのです。これも面白いもので、ハイタッチの位置に手を出すと、子どもたちは恥ずかしそうにしながらも、ハイタッチをしてくれます。
個人的には、このハイタッチができると、子どもたちとの距離感が一気に近くなる感があります。お客様の帰り際などにもよくやるのですが、楽しそうにハイタッチしてくれる子が多いのです。
お客様だって、自分の子どもが楽しそうにしているのを見て嫌になる人はまずいないので、笑顔で見守ってくれます。すると、子どもとの距離感だけではなくて、親であるお客様との距離も近くなります。
まぁこの2つはあくまでも、私がよくやっていることなだけであって、読者の皆さんに合う方法かどうかは何とも言えません。しかし、これからの時期だけではなく、お子様と仲良くなる方法というのは持っておいて損はしないコミュニケーションスキルです。
ぜひとも、ご自身ならではでいいので、お子様と仲良くなる方法を見つけてもらえたらと思います。
今日の質問です。
- 子どもと仲良くなるコミュニケーションスキルはありますか?
- どんなことをすれば、子どもたちは喜んでくれるでしょうか?
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