永江さんからの回答
これは非常に面白くて、ニーズはめちゃくちゃあると思います。先日もZOZOの田端さんのツイートが話題になり朝のニュース番組でも取り上げられていましたが、それくらい男性の家事育児時短術って世の中の関心が高いんです。
というのも世間ではまだまだ家事育児は女性が中心的な役割を担っているから。先日ブログにも書きましたが、夫が家事育児に積極的に参加するかどうかが出生率に影響を与えている点を見ても分かるように、世の中の男性がイクメンだらけだったらもっと子供は増えているはずですよね。
そんな中でお子さんが3人(しかも来年4人)いて、ワンオペでも難なく家事育児をこなす具体的なコツを実例を交えて紹介するブログがあれば読みたい人は多いはずです。
そういうことって学校では教えてくれません。例えば小学校の家庭科でご飯の炊き方を習ったとしても、奥さんの不在時に子供3人のご飯をどうやって手早く作るかという方法は分からないですよね。
一番のポイントは、質問者さんがビジネスでも成功しているという点です。よく専業主夫で2~3児の父が家事育児について発信しているという例は見かけますが、上場企業の管理職と子会社の経営者も兼ねているほどハードワーカーのイクメンってほとんど見たことがありません。
田端さんが注目されているポイントもそこで、ZOZOの執行役員という責任ある立場でありながら、子供3人の家事育児を効率的にこなし、かつ辛そうではなく楽しんでいるというところが共感を集めているわけですよね。
また「会社に余計なリスクをかけたくないので匿名でやろうと思っています」とありますが、会社にとってメリットはあれどデメリットは全くないと思いますよ。だって育児と仕事を両立して活躍している管理職がいる企業なんて採用にとってプラスしかないですよね。
例えばサイボウズの青野さんも、ソーシャルやメディアで積極的に発信することで採用の応募者が絶えないそうです。今の時代、ダラダラ残業したり飲み歩いたりするより、きっちり育児と仕事を両立したいと考える若者は多いので、意識の高い優秀な人材が集まると思います。
最後にブログを書く時のポイントですが「家事育児の大変さ」より「楽しさ」をメインにまとめた方が良いですね。もちろん大変なことも多いと思いますが、子供がたくさんいるとこんなに楽しい、こんな点が良かったという前向きな内容の方が共感できますし、読んだ人も「うちももう一人欲しいな」という気持ちになれるので少子化対策にも繋がります。w
長くなりましたが、まとめるとイクメンの家事時短術は非常にニーズがあるということ。ブログを書く時も初めからマインドマップを作って構成を考え、1年で200記事くらいコンテンツを溜めたら書籍化も夢じゃないと思います。
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