日本音楽著作権協会(JASRAC、以下ジャスラック)の許諾が必要な楽曲を歌謡ショーで無断使用したとして、掛川署と静岡県警生活保安課は4日、著作権法違反の疑いで静岡県袋井市の音楽イベント企画会社役員ら3人を逮捕したと、静岡新聞、スポニチなどが報じた。ジャスラックが同日公表したという。スポニチによると、著作権法違反の疑いによる演奏事業者の逮捕は38年ぶりになるとしている。
Web静新: 楽曲の無断使用疑い 袋井の会社役員ら逮捕 https://t.co/6EghoOneEW #静岡新聞
— 静岡新聞 (@shizushin) November 4, 2019
静岡新聞によると、逮捕されたのは男3人で、認否を明らかにしていないという。スポニチによると、この事件は静岡県袋井市の演奏事業者「有限会社オフィスYUu」、東京都世田谷区の「株式会社サード・ビート」と、それぞれの代表者らが静岡県内で開催した歌謡ショーにおいて管理書作物を無断利用していたことから、ジャスラックが今年2月28日に静岡県掛川警察署に著作権法違反の疑いで告訴したものだという。
また、静岡新聞によると、2018年9月19日、3人は共謀して浜松市内の複合施設で有名演歌歌手が出演した「浜松歌謡祭」を開催し、ジャスラックの許諾が必要な楽曲を使用料も払わずに歌手に歌わせて著作権を侵害した疑いが持たれている。また、スポニチによると、この事業者らをめぐっては過去にもジャスラックが演奏差し止めと損害賠償を求める訴訟を提起し、2003年に東京高裁判決を経て和解したにも関わらず、その和解内容が履行されることはほとんどなかったという。その後15年以上にもわたり、法人名や代表者の変更、新会社の設立、主催名義を偽るなどしながら、全国各地で270件以上もの歌謡ショーを開催していたとしている。ジャスラックは「再三の警告を無視した極めて悪質な事案であり、やむなく刑事告訴した」と話しているという。
Twitter上では、今回の騒動について「今回はジャスラックが正しい」とする意見が多いものの、「それでもジャスラックという組織はぶっ壊したい」「悪質なのはどっちなんだ」「カスラックをぶっ壊す!」など、普段のジャスラックを批判するツイートが多く投稿されている。
Twitter上の投稿
私もJASRACはあまり好きではないですが、記事を読んだだけではJASRACを叩く理由が見当たらない。
どの程度の権利侵害だったのかがよく分かりませんね。
ライブハウスなどでコピーバンドが客から入場料を徴収して演奏してたんなら、JASRAC有利だろうなぁ。— 丸印 (@mas_R33) November 5, 2019
この件は良いけど、
JASRACぶっ壊したい https://t.co/p5h2OZHCsf— 堕天使サタン@推しのぷく顔は世界一 (@deathgod_escape) November 5, 2019
そのうちJASRACから国民を守る党とか出来そうやな
— 二股 健次 (@kenjift1209) November 5, 2019
著作権法違反の疑いで演奏事業者ら逮捕 JASRAC「やむなく刑事告訴」 #ldnews https://t.co/7camR4afZo
悪質なのはどっちなんだろうね?— いちぢょー (@evJx1Nefg9KZb4I) November 5, 2019
JASRACをぶっこわ〜す^_^
— LEON (@Leon_parsa_1120) November 5, 2019
リプ欄に一切JASRACへのおうえんないの笑う因果応報
— Soi(PNカプ・コケコ) (@soi36) November 5, 2019
自作の歌を自分の店で流してたら著作権料取りに来たっていうJASRACが? https://t.co/VA7vx8EvCY
— 茅 (@kay_kai09) November 5, 2019
音楽文化を衰退させてるカスラックこそ悪質だろ https://t.co/poZCakXF6Z
— S4T0Sh1 (@s4t0sh1_26) November 5, 2019
カスラックの事業内容を可視化しろよ
存在意義がマジでわからん— グロケン (@Gurrocane) November 5, 2019
※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
image by: Kamemaru2000 [CC BY-SA 3.0], ウィキメディア・コモンズ経由で