ウェグマンズの人気の秘密
前述した以上3つ、味だけでなく値段も鑑みたおすすめ商品をご紹介したが、近年、スーパーマーケットでレストランクオリティの食事ができるグロッサラント(グロッサリーとレストランの造語)が注目だが、ウェグマンズの惣菜や量り売りコーナーは商品は充実しているものの、味はいわゆるアメリカの美味しい家庭料理といった感じ。昔懐かしの味が良いという人には良いけども、他の店舗と比べるとナンバー1かというとちょっと違うかも。美味しいグロッサラント体験をしたいという方はホールフーズのほうがおすすめだ。
ところで、なぜウェグマンズ はここまで人気があるのか? パンやチーズのようにこだわりがあって、フレンドリーで、従業員も働きやすくて、プライベート・ブランドを多く取り扱うことでコストを抑えて消費者のお財布にも優しい。だけど、全ての商品が安価じゃないので、経営も上手くできている。それだけなのか? それだけで全米トップの人気スーパーマーケットになれるのだろうか?
ある記事によると、ウェグマンズはどの世代の、どの予算の人にも合うという。例えば、ホールフーズは食にこだわる人向けでトレーダー・ジョーズや安売り店は安い商品を求める人向け。人によってニーズが違って、それぞれのニーズにあった店にいくけども、ウェグマンズはどのニーズにも対応できるようになっているのが魅力とのこと。
また、コミュニティとの繋がりを大切にする精神は創業時から変わっておらず、今では客とウェグマンズは精神的に繋がっているという。
ご参考:
●How Wegmans Inspired the Most Rabid Fanbase in the Grocery World
うーむ。わかるようなわからないような。実際に訪れると、魅力的な店だと感じるものの、じゃぁ、このウェグマンズから学んだことを日本のスーパーマーケットに応用したら成功するのか? と言われるとよくわからない。成功の秘訣を1つでも導き出すには、しばらく通いながら、戦略などを研究する必要があるのだろう。ブルックリンにオープンしたことだし、ウェグマンズについては引き続きみていこうと思う。
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