武田教授が警告。朝日とNHKが今すぐやめるべき温暖化という大嘘

 

メディアの情報は本当に正しいのか。人間に欠かせない「炭素」の正体とは

まず「低炭素社会」ですが、人間の体も、生物の体も、少量の炭素以外の元素もありますが、ほとんどが炭素でできています。もともと「命」が地球に誕生したのは地球の空気に炭素(温暖化ガス=二酸化炭素)が多かったからで、炭素こそがもっとも大切な元素なのです。

さらに、人間の生活は、炭素化合物と炭素関係の物質の反応でできています。食糧はほぼすべて炭素で、お米、野菜、肉などは炭素からできていますし、三大栄養素と言われる炭水化物、タンパク質、脂肪もほとんどが炭素です。ですから、もし空気中の炭素(温暖化ガス)がなくなると、生物はすべて死滅します。

また、鉄鉱石やサンゴ、石灰石などの人間にとって大切な資源は多くが生物の活動(炭素の活動)によってできています。鉄鉱石は海に溶けていた鉄が生物の吐く息で沈殿し、それが隆起したものが多く縞状鉄鉱床を形作っています。またサンゴや石灰石は、温暖化ガスとカルシウムの化合物が結合したもので、これも炭素と深く関係しています。

もちろん、石油は動物の死骸、石炭は植物の死骸が主たるものですし、生物の活動によって地形そのものも大きく変化していますから、現在の私たちが生活しているすべてにわたって「炭素」なしでは考えられないのです。

それを「炭素は悪者だ。低炭素が良い」と訳の分からない子供が言うのは仕方がないとしても、産業界で指導的な立場にある人や、NHKなどが大っぴらに「低炭素社会」などをいうと、この人は学校の時に眠っていたのか、それとも利権だけを追い求めている人に見えます。

筆者はなにか「低炭素」とか「プラスチック排斥」などを聞くと、「誰がそんなことを言い出し、社会的な活動にしたのだろう?」と訝ります。むかしから、標語を作って国民を洗脳することが良く行われてきました。その一つが、「鬼畜米英」でしょう。戦争の前、朝日新聞を中心として、「アメリカ人やイギリス人は鬼か畜生だ」と宣伝し、国民もうっかりそれに乗って戦争をしました。

ところが戦争に負けると、当の朝日新聞は、「軍部が戦争を起こした。俺は責任がない」とばかりに平和勢力に変わってしまったのです。よくも同じ人間がこれほど急に180度も転換できるものだと感心するほどの変身ぶりなのです。でも、朝日新聞を信じて戦争に行き、命を落とした人はどんな気持ちでしょうか?

著者も同じような経験をしました。ちょうど、大学を出るころにNHKが盛んに「石油はあと30年」と報道していまして、それを信じた学生時代の私は「エネルギーが不足したら大変だ」と考えて原子力に行きました。エネルギーの専門家になって知識が増えてくると、NHKがだましていたことに気が付きます。石油は1,000年分以上もあるし、原子力の技術は未熟で危険であることも知ります。

でも、途中で研究をやめることも難しく、結局、45歳で原子力から転身したのですから、私の約20年の人生は無に帰しました。もちろん、大学生と言えども大人ですから原子力を選択した著者の責任ですが、NHKはわかっていたのだから、事実を報道して欲しかったという気持ちは変わるものではありません。

その後もNHKは「北極海の温度が高くなって、シロクマが暑いと苦しんでいる」という子供向けの歌などを流していました。あの歌で多くの子供たちの人生がくるってしまう。特に意欲のある子供たちが間違うと思うと心が痛みます。子供だけではなく、「分別リサイクルが良い」とか、「ダイオキシンは猛毒だ」とウソの情報を流し、大人でも多くの人が被害を受けました。

NHKや朝日新聞が正しいことを伝えてくれると信じている人の人生を傷めないでほしい、それが著者の願いです。

image by: Shutterstock.com

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中部大学教授の武田邦彦です。主に環境問題や資源に関して研究を行っております。 私のメルマガでは、テレビや雑誌新聞、ブログでは語ることが出来なかった原発やエネルギー問題に鋭く切り込みます。

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