今回、習近平の国賓待遇での来日は延期されました。しかし、習近平はいずれ訪日した際に、「自分こそが世界の救世主」だということをアピールするはずです。また、日本がそのお墨付きを与えてしまう可能性もあります。
1989年の天安門事件後、西側諸国の経済制裁にあえいでいた中国は、天皇訪中を日本側に持ちかけ、1992年にそれを実現させることで西側諸国の制裁を解いていきました。ところがそのように天皇を政治利用して経済制裁解除を勝ち取った中国は、次第に反日を強め、反日教育が行われるようになっていったわけです。
新型コロナウイルスが一段落し、習近平が国賓来日した場合、ウイルスの発生源として世界中から非難されている状況を脱するために、天安門事件後の天皇訪中と同様に、再び天皇を政治利用してくる可能性があります。つまり今上天皇の訪中を要望してくるかもしれないということです。
日本の天皇陛下が中国をご訪問すれば、「中国は安全」という印象を世界に植え付けることできるからです。
日本人はそのことを強く警戒する必要があります。
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※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2020年3月18日号の一部抜粋です。初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込660円)。
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