集団感染の可能性も
球団は藤浪の検査結果が出る前から業者に依頼し、午前中から甲子園のクラブハウス、2軍本拠地・鳴尾浜球場の消毒作業を徹底。谷本球団本部長は「2人出たんで、これはちょっと大変なことになりかねない」と話しており、今後は球団全体でPCR検査を受ける可能性もあるとスポーツ報知が伝えている。
1軍2軍に限らずチームの全選手、スタッフ、球団職員に対しても、球団は1週間の自宅待機を命じた。
谷本本部長は「球団のためというより、地域のためにもクラスター爆発しないように慎重に対応したい。開幕前の大事な時期なので、他球団に迷惑をかけてもいけない」と感染予防を徹底する構えだったが、すでにウイルスが拡散した恐れもある。
藤浪らナインはこれまでのオープン戦や練習試合で他球団の選手、関係者と接触。さらに複数球団にまたがって取材する報道陣も存在し、感染経路は複雑化している可能性があるとスポーツ報知は伝えている。
4月24日の公式戦開幕は間に合うのか?
NPBは23日の12球団代表者会議で、公式戦の開幕日を4月24日に設定。観客動員数制限などの対策を立てているが、選手に感染者が出たことで、球界全体への影響は避けられそうもない。