(9)白いツブツブが混ざった黄色の便を出す
入院中は、授乳は1日8~10回を目安にして、尿は1日2~3回(便と尿が最低1日1回ずつ)を目安にしましょう、と教えて頂きました。便の色は飲んだものを反映するそうで、生後0~4日位は、海苔のような黒っぽい色だったのが、母乳を飲むと黄~茶色に変わっていくとのことで、生後5日位たって、便が黄茶色に変わってきたのも、興味深かったです。
ミルクの脂肪分は消化しきれないので、白いツブツブが混ざる便が正常とのことで、赤ちゃんは固形の便は出なく、ゆるゆるの便が出ます。赤ちゃんの便はミルクかヨーグルトのような臭いなので、近くにいると分かるようになりました。赤ちゃんと大人はいろんな点が違って、興味深いです。
(10)鼻毛はないのに、背中や耳が毛深い
生まれたての赤ちゃんを見て、びっくりしたのが、赤ちゃんは思っていた以上に、背中の毛がたくさん生えていたことです。そして、大人には見られないのですが、耳たぶのあたりに、うすい髪の毛のような感じで、毛がたくさん生えている! 背中や耳が毛深くて、想像したこともなかったので驚きました。
そして、大人とは違って、赤ちゃんにはまだ鼻毛がないので、お鼻の中はとてもきれいでツルツルしています。鼻毛がはえていないので、くしゃみ、しゃっくりをしやすいそうです。毛のはえかたも、赤ちゃん独特で面白いですね。
(11)生後1週間でよく笑う
生後1週間のころ、医師も「笑っていますね」と言っていて、赤ちゃんはあやすと笑ってくれるようになりました。時折、ニコリと笑顔を見せる時があって、この時期の笑顔は、反射の一つらしいのですが、笑顔が見られると嬉しい!
不快なことがあると顔をしかめる一方、ご機嫌だと笑っている表情をすることが多いので、多少なりとも感情を表情に反映しているような気がしました。
(12)自分の手や服を口に入れようとする
口に入ってきたものを強く吸うのは、吸啜(きゅうてつ)反射といって、この時期の赤ちゃんにはよくみられる現象だそうです。自分の手や服をすぐ口に入れて、吸ったりなめたりしようとするので、注意して見るように気をつけていました。
(13)はやいスピードでつめを伸ばす
赤ちゃんのつめが伸びるスピードは、大人に比べてあまりにはやくて、びっくりしました。つめが伸びていると、顔をひっかいて傷ができてしまうので、つめ切りをすることが重要になってきます。手の指先のつめが 5 mm くらいのびたことに気付いて、ひっかくと危ないのでつめを切ることにしました。
事前に買っておいたベビー用つめ切り(はさみタイプ)を使って、つめの端からラウンド型に切っていきましたが、
寝起きのタイミングで、ほぼ寝ている状態でやったので、我が子はつめを切られたことに気付かず、初回ながらうまくできました。おふろ上がりにつめ切りをするのは、つめがやわらかくて深爪になりやすいので避けた方がいいそうです。
(14)心臓の音を聞きながら抱っこされると寝る
心臓の音を聞かせるとお腹の中にいた頃を思い出して安心するらしいので、私の胸を枕にしてよく寝かせていました。泣いているときも、抱っこすると不思議なくらいすっと泣きやんで、安心して落ち着くみたいで、抱っこが大好きな我が子です。
(15)フワ~と長い声を出す
生後21日目に、我が子は初めて「ふわぁぁ~~」と大人らしくてやわらかい長い声を出して、びっくりしました。今までの泣き声とは明らかに違うやさしい声で、気は早いのですが、早くも話そうとしている予兆のような気さえしました。これも成長の一つでしょう。
(16)寝ているときに触れると手足をビクッと伸ばす
授乳後、赤ちゃんが寝てしまったとき、ちょっと体に触れた瞬間、手足をビクッと伸ばして、バンザイをするようなポーズをします。これも反射の一つだそうですが、こんなに敏感に反応するものだと知り、赤ちゃんの体のしくみは巧みにできているなと感心しました。
(17)起きている時間がだんだん増える
起き続けている時間が、生まれたては1日1~2時間だったのが、生後3週間くらいたつと、1日4~5時間に増えてきました。生後25日になると、ミルクを飲ませたら、5~6時間もまとまって途中起きずに眠り続けて、それだけでも一つの成長であり、びっくりしました。
以上、生後0か月の頃の様子を紹介させて頂きました。赤ちゃんの体は、大人とは違う点がたくさんあって、本当に神秘的だなと感じます。
赤ちゃんにとっても、育てる側にとっても、一つ一つの小さなことが立派な成長の証であり、その時期にしか味わえない感動があって、貴重なひとときです。そんな大切な時間を胸に刻みながら、愛情をかけて守り育てていきたいと思います。
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