インドはすでに禁止。TikTok利用禁止を検討する米国の懸念点とは

 

さらにさらに、LGBTQやプラスサイズ(大柄や太めの人)のクリエイターのコンテンツを表示しないようにしているなんて指摘や、新疆ウイグル再教育キャンプについてのTikTok動画を掲載したアメリカ人クリエイターがアカウントをバン(停止)された話、もっと深刻なのは1分以内で注目される動画を作るために過激な撮影や過激な挑戦をして事故に繋がっていることへの懸念などもある。

今後、アメリカでTikTokの存在がどうなっていくのかは、現在起こっている訴訟や米中の政治的な問題も影響すると思われるのでなんとも言えないが、現時点ではTikTokへの警戒心は高まっているようだ。
5 not-so-great things about TikTok

とは言え、まだまだ利用者は多い状況なので、TikTokに動画を上げようとは思わないが、SNS上の流行りを簡単に調べるにはちょうど良かったりする。そんなわけで、久しぶりにTikTokを開けてスワイプしていろいろ見ていたら、最近ではアイフォンの撮影のコツや、SNS用写真のポージングアイデア、モバイル用のプラットフォームという特性を生かした動画などが多めの印象だった。

まず、アイフォン撮影のコツは以下のようなもの。ちなみにPCからでも閲覧可能。
https://vm.tiktok.com/J8eypoH/

自動フォーカスと自動露出を手のひらで固定してスローモーションで花々を撮影するとランダムに映る花にピントが自動で合うようになり、ライティングの感じも自然になる。アイフォンでの写真撮影をする方ならすでにご存知の技だと思うが、スマホで撮影してインスタグラムやツイッターに掲載する人が増えているということで改めてニーズのあるコンテンツなのだろう。

同じく、ニーズがあるのがポージング。階段で撮影する際や旅先、今日のコーディネイトを部屋で撮る際などのポーズの仕方を1分以内の動画で説明してくれる。パッパッパってポーズを変えて見れるので短時間動画のTikTokと相性が良いのだろう。

他には、街行く知らない人に突然話しかけて写真の撮影を依頼してみたシリーズなど。モデルさんでもない素人に声がけして主旨を説明し写真を撮影するのだけど、とてもアーティスティックに撮られていることが多め。例えば以下のようなものなど。
https://vm.tiktok.com/J8eTkxd/
https://vm.tiktok.com/J8egfgC/
https://vm.tiktok.com/J8ectcv/

今後、アメリカでTikTokはどのようになっていくのか不明な点が多いけども、インドではTikTok含む中国企業運営のアプリが利用禁止になったとのことなので、もしかしたらアメリカでも使用禁止になるのかも?

…書いていたら7月7日、ポンペオ米国務長官がTikTok含む中国アプリの利用禁止を検討という報道が!?
インド、「ティックトック」などの中国製アプリを禁止に
U.S. is ‘looking at’ banning TikTok and Chinese social media apps, Pompeo says
そうなると、動画クリエイターたちはYouTubeやインスタグラムに流れていくのか?いろいろ気になるところだ。

image by:Funstock / Shutterstock.com

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ニューヨークの大学卒業後、現地で就職、独立。マーケティング会社ファウンダー。ニューヨーク在住。読んでハッピーになれるポジティブな情報や、その他ブログで書けないとっておきの情報満載のメルマガは読み応え抜群。

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