8月5日(水)の朝にリリースされた記事の中には「現在、チームトレーニングを休止しており、全員自宅での待機をいたしております。PCR検査の結果が分かり次第再開を予定しております」と書かれている。8月3日(月)はオフで、その日の夜にDF知念の感染が判明して、8月4日(火)は全員自宅での待機。練習が全くできない状況になった。先週とは違ってミッドウイークに試合が予定されていなかったのは不幸中の幸いと言えるが移動のことを考えると予定通りに東京V戦(A)を戦うのは難しいのでは?とも考えられる。
先週末は大宮と福岡の試合が中止になって、FC東京と鳥栖の試合は鳥栖の帯同メンバーの発熱があったと報じられている。一連の流れに苦言を呈した長谷川健太監督が一部のサポーターから批判を浴びているが「試合を開催するのか?否か?」の判断は相当に難しい。Jリーグとして定期検査を行ったとしても結果が出るまでに数日はかかる。鳥栖のケースのように(コロナが原因ではないと思われる)発熱でさえ、強く警戒される状況になっている。「コロナかもしれない発熱者が出たので中止になる」というのも今後はあり得る。
極めて難しい状況になっており、村井チェアマンを批判する声も出始めているが、不測の事態であることを考えると村井チェアマンなどを批判しても仕方がない。今のルールなども手探りで急いで作ったものなので完璧なものになっているとは到底言えない。「これはおかしいのでこういう風に改善した方がいいのでは?」という意見は各クラブの監督や社長などから出されるべきだと思うが新たな問題が発生したときは、その都度、集まって方向性を決めるしかない。文句だけ言うのは出来る限り避けないといけない。
image by:Jihun Sim / Shutterstock.com