将来お金持ちになる子供がハマるゲームは?「キッズ用」で実力アップ!

 

なぜ大人向けではなくキッズ向け?納得の理由

大人向けのキャッシュフローゲームは、借金をしてでもどんどん投資をした人が結果的に勝つ場合があります。投資のタイミングも重要ですが、基本的には攻めた方がチャンスが巡ってきやすくなっています。私自身、ゲーム大会に出た時に試しに最高にアグレッシブに攻めたら初心者なのに勝つことができたのを覚えています。

ゲームに乗せられて、勉強不足のうちに借金をして不動産投資を初めてしまうのは危険です。しかし、子供用のキャッシュフローゲームの場合、「借金」という概念がありません。プレーヤーは現金の範囲でしか投資物件を買うことができません。この部分が日本人向きだと言えます。

「借金をしてでも投資せよ」

この理論は、アメリカのような不動産が上昇トレンドに乗っている市場では通用します。または、日本でも不動産相場をよく勉強している人であれば、借金をして不動産投資をしても問題ないでしょう。

しかし、日本では「ワンルームマンションで失敗した」「アパートを建てたのに、サブリースで収支のマイナスが続いている」という失敗談が後を立ちません。不動産営業マンがする「年金の足しにするために資産形成を」というトークは正しいのですが、物件が割高では投資はうまくいきません。

多少割高な物件を買っても、もしくは多少空室が出ても耐えられるのは、収入が多い人たちです。不動産に詳しくない人が、勧誘に乗せられて「収入が少ないから不動産投資で一獲千金を」と考えるのは危険です。

「まずは、チャンスを掴むために収入を増やす。リスクを取るために収入を増やす」ということが学べるという点で、キャッシュフローゲームフォーキッズは、お子様とやるにはお勧めのゲームです。

「投資は、財をなすために大事だけど、収入が高くないと始まらない。今は勉強を頑張る時だ」ということをロバート・キヨサキは子供たちに教えたいのではないでしょうか。

 

遠藤 功二氏 プロフィール

日本FP協会認定CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)、MBA(経営学修士)。大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。証券会社と外資系銀行で延べ1000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。

image by: Shutterstock.com

この著者の記事一覧

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 億の近道 』

【著者】 【発行周期】 週3~4回

print
いま読まれてます

  • 将来お金持ちになる子供がハマるゲームは?「キッズ用」で実力アップ!
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け