マンション管理士が教える無料サイト「長期修繕ナビ」の賢い使い方

 

シミュレーションにあたっては、以下の情報を入力します。

  1. 戸数、面積、外壁の仕様など
  2. 工事実施時期、予定している工事の項目など
  3. 修繕積立金徴収額、残高など

そのために準備する必要があるのは…

  • マンション管理規約(別表)
  • 長期修繕計画
  • 修繕積立金会計に関する資料(収支予算書など)

*マンションすまい・る債を利用している場合は

  • マンションすまい・る債に係る残高証明書または債券発行通知書など

*既存の借入がある場合は

  • 借入の内容が分かる資料(借入時の総会議事録など)

想定している「30階以下、平均専有面積100平米以下、戸数100戸以下の単棟」というのは、対象マンションのボリュームが多いゾーンですから、利用できるマンションはかなり多いと思います。

小規模の財政基盤が弱いマンションにとって、無料で何度でも使えるシステムは、特に役に立つだろうと思います。40年と言う長期を見通せるのも、これまでになかった試みだと思います。入力に必要な資料は、理事の方なら間違いなく手に入る資料ですから、セカンドオピニオンとしても活用してください。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 廣田信子 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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