一番、印象に残ったのは、コロナ禍をきっかけに、「今住んでいる街が良いと思うようになった」という人が多いことです。コロナ禍をきっかけに、自宅や、近所で過ごすことが多くなって、自分の住んでいる地域の魅力に気がついたということだと思います。
その中には、地域、ご近所に住んでいる人とのつながりも含んでいると思います。コロナ禍で家にいることが多くなって、マンションに関心を持つようになり、自分の住んでいるマンションに愛着がわいてきた…という人が多いと感じるのも、同じことだと思います。
都会から地方へ移住、都心から郊外の戸建に引っ越す等大きなライフスタイルの変化がニュース等で取り上げられることが多いですが、社会の変化や価値観の変化を感じつつも、そんなに急に自分のライフスタイルを変えることはなく、ただ、自分の住んでいる地域を意識するようになっている…というのが、多くの人の傾向なのかもしれません。
人が集まれない今の環境は、これまでのイベント中心のコミュニティづくりには危機ですが、視点を変えると…自分の街に愛着を持つ人が増えていることに、新たな地域のコミュニティが育つ芽を感じました。
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