惑星は「惑う星」だが、その意味は中学校理科の「太陽系」の単元で学ぶ。これを小学生に説明しようとすると、なかなか難しい。我々年寄りは太陽系の惑星を、太陽に近い順から「すいきんちかもくどってんかいめい」と覚えたものだが、2006年に冥王星はサイズが小さすぎて「準惑星」という分類になった。
太陽系の惑星は、
1)太陽の周囲を回っている星であること
2)十分な大きさがあり、ほぼ球形であること
3)その引力によって軌道上のほかの天体を追い出してしまっているもの
という条件も加えられている。なぜ惑星は惑う星なのか。これを知りたかったんだよ~。中学で習ったはずなんだけどなあ。
太陽系の惑星は地球から非常に近い場所にあり、それぞれが異なる周期で太陽の周囲を回っている。その結果、惑星は地球から見ると、夜空に輝く多くの恒星の間を縫うようにして「惑って」いるように見えるのです。
惑星が太陽の周囲を一周するのにかかる時間を公転周期といい、それは太陽から遠いほど遅くなるという法則があり、地球がおよそ365日であるのに対し、火星は687日、木星は11.86年、土星はなんと29.46年だ。知らなかったことばかり。
編集長 柴田忠男
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