グラビア回帰の理由②「同世代の女優たちが活躍」
来年1月で28歳になる吉岡里帆。同世代には有村架純、本田翼、門脇麦、志田未来、武井咲、新川優愛、白石麻衣、剛力彩芽など、人気も実力を兼ね揃えた女優がズラリと並ぶ。
有村架純は映画やドラマに引っ張りだこ、門脇麦はNHK大河ドラマ『麒麟がくる』に出演し、その演技力を高く評価されている。
バラエティ界でも指原莉乃、滝沢カレン、小島瑠璃子などが活躍しており、彼女らと比べれば吉岡はだいぶ差をつけられてしまった印象がある。
テレビ画面を通して同世代たちの活躍を目にすれば、吉岡が焦ってしまうのも仕方ない。
良い意味で刺激になればそれはプラスに作用するが、ひがんだり、羨ましがったりするだけでは逆効果。自分自身が空回りしてしまう。
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おまけに新型コロナウイルスの影響で俳優たちも仕事が激減。そんな不安と焦りが重なり、吉岡は自分の武器である「グラビア」で勝負を賭けにいったのだ。
グラビア回帰の理由③「ポスト綾瀬はるか狙い」
吉岡里帆より少し年上、30代前半で1985~1988年生まれの女優は黄金世代と呼ばれ、綾瀬はるかや長澤まさみ、石原さとみ、新垣結衣、上野樹里、北川景子など錚々たるメンバーが揃っている。
彼女たちは20代前半から数々のドラマや映画で主役を務め、ぞれぞれがいくつもの代表作を持っている。
だが、石原さとみが先日結婚を発表したように、この黄金世代の女優たちはこれから結婚や出産で、少しずつ第一線から退いていく。
母になればこれまで演じていたような恋愛ドラマのヒロインという役を担当することは考えにくく、ポジションが空くことになるのだ。
その後釜を狙うのは、20代後半である吉岡たちの世代。ドラマや映画における女優の世代交代はこうして起きていく。
そこに食い込むためには、まさに“今”がとても重要。
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なぜなら、長丁場の撮影となるドラマや映画は1年後、2年後のスケジュールをある程度押さえておく必要がある。それが主演クラスの女優となればなおさらで、売れっ子になればなるほどスケジュールは争奪戦となる。
だからこそ、今埋もれてしまっていてはまったく意味がなく、自らの存在を知らしめる必要がある。
吉岡のグラビア回帰作戦の狙いはまさにこれ。まずはセクシー系で再び男性ファンを掘り起こし、メディアに取り上げられることで、多くの人の目に触れる機会を増やそうとしたのだ。
ポスト綾瀬はるか、ポスト石原さとみになるためには、背に腹は代えられない。自身の代表作が『どん兵衛』のCMでは、ライバル女優に太刀打ちできないのは明らかだ。
果たして、露出多めの攻めに転じた吉岡里帆の作戦は吉と出るのだろうか?2021年の吉岡里帆のスケジュールから目が離せない。