電気料金が一気に10倍!「連動型プラン」の危険なワナを回避する方法

 

市場価格と連動して単価が決まる電気料金プラン以外にも、電源の調達にかかる費用の一部として「電源調達調整費」や「電源調達コスト」などが電気料金に含まれるプランもあり、これらのプランは、「市場連動型プラン」と説明がされていなくても、市場価格の影響を一部受ける電気料金プランのため、広義の「市場連動型プラン」といえます。

新電力は、契約を取るためには、いかに、安くなるかを強調したいので、「市場連動型プラン」のリスクより、メリットを強調しがちです。その結果、「市場要因による大幅な電気料金の高騰」や「請求が行われるまで電気料金が不明である」という大きなデメリットが見えづらくなっていたのです。それが、今回の電気料金の急激な高騰によって顕在化したかたちとなったのです。

しかし、大災害があった訳でもないのに、ここまで急激に電力価格が高騰するということは、想像していませんでした。ただでさえ、コロナ禍で在宅が増え、電気の使用量は増えています。どれだけの方が、「市場連動型契約」のために、影響を受けているのでしょうか。

私も、私の身近な人たちも、基本、めんどくさがりなので、多少割高でも、シンプルで安定している方がいい…と、従来の電気契約のままの人がほとんどなので、影響はないのですが…。

で、やはり気になったのは、マンションの共用部分の電力使用契約です。あまり意識していなかったけど、実は、広い意味で、「市場連動型契約」だった…ということがあるかもしれません。

ちょっと気になります。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 廣田信子 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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