なお、クラブハウスはベータ版のリリース直後にすでに企業価値100億円規模となっており異例の状況とテッククランチが伝えている。
ご参考:
・米国スタートアップ界で話題の次世代SNS「Clubhouse」になぜ100億円以上も時価総額がつくのか?
これについては前述したNBCの記事でもこうしたアプリは夏頃までに終わってしまうか、それ以上続いてヒットするか、に分かれると伝えていた。
蓋を開けてみれば、2021年1月に日本でも話題になり、日本進出する直前には、有名ベンチャーキャピタル(VC)のアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz)から、2020年5月の1,000万ドル(日本円でおよそ10億円)の投資に続いて、1月24日に100億円規模の追加投資を受けている。
日本以外にドイツでも話題になっているとのことで、今後、どのように広まっていくか非常に興味深いところである。
また、クラブハウス側はクリエイターに対する金銭的なインセンティブや、リスナーからの投げ銭の仕組みなど何かしらの方法を考えているそうで、実現すればより利用者が定着する可能性もあると思われる。
また、新たなSNSということで、新規参入がしやすい点も魅力がある。やり方次第で一般人がクラブハウススターになれるかもしれないのだ。
YouTubeはすでにレッドオーシャンと言われ、ブログはもちろん、ツイッターやインスタグラムなどのすでに定着したSNSサービスはアーリーアダプターたちが固定化され新規でフォロワーを増やすのは今はかなり難しい。
興味や関心が分散しているのも影響しているのだろう。
今後、クラブハウスは今のような盛り上がりを維持しないかもしれない。でも、少なくとも、個人的な経験としてはすでに新たな繋がりがルーム運営を通して生まれたので、それだけでもよかったと思っている。
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