「他人の担当した仕事」にまで責任を持つ人が高年収になる当然の理由

Confident businessman with crossed hands. Panoramic meeting room. New York view,
 

チームリーダーは、自分のチームの誰かがやった仕事にも責任を持たされるわけです。つまり、自分がミスをしていなくても、チームの誰かがミスをしたら、その責任を取らされるということです。フツーに最悪で、最初のウチは「なんでオレが責任を取らされるんだ?」って思うわけです。

そんなのやってられないって? 役職者とヒラの人の給料の差分って、この責任を取らされることで生じるわけですよ。自分以外の人の責任を取らされることが、サラリーの差分になっているんです。だからこれは仕方ないんですね。それがイヤならずっとヒラでいるしかありません。

そんな構図の中で生きていると、

 ● どうやったらチームの他のメンバーがミスをしないようになるか?

と考えるわけです。これが組織の進化とか発展に繋がるわけ。責任を取らされるから、それがイヤだからミスをしない組織を作ろうと考えるわけですね。

そのためには、人のやっている仕事を自分の仕事だと思うことが大事になるわけです。自分以外の人間が、何を、どうやっているのか?を自分事にして考えないと、自分の知らないところで、誰かがミスを犯すわけです。それは最悪でしょ。だからチームメンバーの仕事を管理しなきゃならないわけです。それを管理職というわけ。

これを最初に考えた経営者って賢いですよね。こういう構図で働かせたら、どうにかして自分の責任を回避したい(つまりこれはエラーが起こらない組織を作るということです)と考えて、そのマインドが全ての部署に伝播したら、組織は猛烈な勢いで改善されちゃうわけですから。

ですから私は、会社の運営上での画期的な発明は、組織ごとに責任を委譲して、好きなようにやらせつつ、上手く行かなかったら責任を取らせるという「管理職」という役職だと思うんですよ。これに、信賞必罰で報いたら、能力がある人はドンドンと組織を改善して高い給料をもらうようになるし、ダメな人は自動的にダメだということが炙り出されてしまうんですから。

責任というキーワードが、あなたの年収と密接な関係があるということを理解したら、仕事のやり方が変わってくると思うんですよ。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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