黒柳徹子の金言。我が子を「ズレた大人」にしない親の心がけとは?

 

そこで私はこんなお返事をしました。

ケンママさん、メール拝見しました。

兄弟げんかの仲裁や介入をやめたら子供達のケンカが減ってきたとの事。よかったですね(^^)

でも長男さんが「〇〇のくせに」という言い方をするんですね。これって嫌な言い方ですよね。軽蔑しているような。愚弄しているような。私もとても嫌いな言葉です。

そんな言葉を吐く長男さんに、どう言い聞かせたらいいのか?とお悩みのようですが、ちょっと私の経験を聞いていただけますか?

実は私はある時期まで、この「〇〇のくせに」が、こんなに嫌な言葉だとは知らずにいました。それを知ったのは、私が高校生の時、当時必ず見ていた「ザ・ベストテン」という番組で、

MCだった黒柳徹子さんが真剣な顔をして「“〇〇のくせに”という言葉は…」と番組の流れを断ち切って、ご自身の気持ちを涙ながらに訴えたのです。その時に初めて私は「“〇〇のくせに”って差別を生み出す言葉なんだ」と知ったのです。

もちろん差別がいけない事は知っていました。自分はいじめなんかもしないし、決してイヤな人間じゃない、と自負もありました。でも「〇〇のくせに」は、友達同士でも普通に使う言葉でしたし、何の違和感も持たずにいました。

ザ・ベストテンという番組は、毎週の歌謡曲の上位から10人をスタジオに呼んだり、地方まで歌手を追っかけ、その場所場所でロケをして歌を披露したり…と、黒柳徹子さんと久米宏さんの軽快なMCの掛け合いと、毎回起きるハプニングが面白くて、必ず「昨日のベストテン見た?」とクラスで話題になるほどの、とても視聴率の高い番組でした。

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