公道の悪魔“脇見スマホウーバー珍走員”の逆走を見逃す警察の職務怠慢とは?タクシー運転手「殺す気か」絶句

 

Fさん:私の後輩君の接触事故のエピソードでは2020年の5月の話です。ウーバーイーツの自転車配達員が、一時停止もせず逆走で交差点をカーブを曲がるかのように右折してきて、後輩君の運転するタクシーと正面衝突。フロントのボンネットへジャックナイフ状態でウーバーイーツの自転車は激突して、配達員はタクシーの屋根を超えて後方へ勢い良くふっ飛んでいったそうです。

吉田:結構な事故の衝撃じゃないですか!

Fさん:いえいえ、タクシーのボンネットがトランポリンみたいになり、自転車から投げ出された際のクッション代わりになったことで奇跡的に肘を打撲した軽傷で済んだらしいです。

吉田:あきらかにウーバーイーツの配達員に過失がありますけども、事故処理の対応は最終的にどんな感じに?

Fさん:当然、後輩君もこんな突然一時停止もせず勢い良くカーブをコーナーリングするかのように右折してきてタクシーが避けれる訳もなかった……にもかかわらず、正面衝突したくせにウーバーイーツの配達員は「お互いが走行中なんだから自転車に10割の全過失を負わせるのはおかしい」と言い出したんですよね。

配達員は自転車の保険に加入していなかったことから、自分で全部ウチの会社の顧問弁護士とつば迫り合いすることになってまして、最初はタクシー会社で加入している任意保険を取り扱っている保険会社さんは10:0の過失割合認定出していたんです。しかし、配達員が徹底抗戦してきてゴネまくってしまい、その結果裁判へ発展して……という状況に。

吉田:なんだか当たり屋みたいな感じじゃないですか、ウーバーイーツのこの配達員は。で、その裁判での判決は?

Fさん:相手が保険会社の後ろ盾もない状況を鑑みて、裁判官からは和解勧告が出まして、問題点としては配達員が仕事としてフードデリバリーしているのに自転車用の保険加入を怠っていたことは問題であると指摘され、タクシーの修理費用は全額配達員側の負担になったのです。

吉田:ああ、それじゃ良かったじゃないですか。別に問題はなさそうですけど?

Fさん:まだここから先の話があるんですよ。一時停止無視+逆走で正面衝突をしておいてあきらかに交通違反をヤラかしているのに、配達員の彼には懲罰が警察から一切なかったことに後輩君が腹立てて、ドライブレコーダーの映像を会社から預かり、事故処理を担当した警察署へ。そこで「証拠がこのように残っているのに彼が交通違反にならないのはおかしいじゃないですか!」と。

吉田:素晴らしい正義感! こういうの大事。

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