小学校高学年の長男が「家庭内暴力」を…悩む母親が心がけたこと

 

しかしある日、力任せに抵抗する長男を引っ張っても、まったく動かすことができず、逆に私が押されて力では長男に勝てなくなってきたと気づきました。このままこんなケンカが続くと、今度は私が長男に力任せにねじ伏せられ、いつか家庭内暴力や少年犯罪などに発展してしまうかもしれない!と怖くなり、思い切って講座を申し込ませていただきました。

そして…つい先日、長男が暴れました。13時から友達がゲームセンターに行くから自分も連れてってほしいと(行ければ行くと友達には言っていたそうです)。私は連れていくつもりだったのですが、午前中に行くつもりだった病院に行くのが遅れ(長男の宿題が終わるのを待っていました)、帰宅が遅くなり、昼食も遅くなりました。長女が食べるのが遅く、13時を過ぎていました。

その時点で長男と次男が軽く喧嘩をし始め、長男はイライラした感じで言葉も悪くなってきました。その嫌な言葉を聞いていると私もイライラし始め、「そんな言い方やめてくれる?そんな言い方続けるのなら連れて行けない」と。

長女が食べ終わった後もこのようなやり取りを続けた結果、長男の目つきはどんどん変わり、泣きながら怒り、近くにあったものを壁に投げつけ、棚の上に置いてあった加湿器をわざと落とし水浸しにし、近くにあった洗濯物干しを振り上げて床に叩きつけました。そして暴言を吐き続け、自分の部屋にこもりました。

私は始終、なるべく冷静に対応しようと思い、怒鳴ることはしませんでしたが、言葉にはトゲがあったと思います。その後長男の部屋に行き、しばらく話をしましたがすべて暴言で返され、今はどうすることもできないと思い一人でリビングに戻りました。

内容をご覧になってもお分かりになると思いますが、この頃の長男さんはかなり荒れています。その原因はバンビさんも感じていたようですが「長男に対しては、私は言葉と力でねじ伏せてきました」のような、一方的な叱責や常に叱り続けた今までの経過にあったのですね。

でも、その状態を解決するには、長男さんの気持ちをわかってあげる事。親が力づくで治そう、抑えようとするのではなく、ちゃんと話を聞いてあげる事が何より大事です。ですが、子供の力が親を超えてしまった時、親がどれだけ努力をしても、改善に結びつかない事もあります。

バンビさんは、今までは力づくで長男さんを押さえつける事ができていたのが、5年生になって自分の力では止める事が出来なくなった時に、「このままではまずい」と気づいたのですが、もし気づくのがもっと遅かったら、長男さんの暴言・家庭内暴力はどんどんエスカレートしていたかもしれません。

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