仕事であれプライベートであれ何かをお願いされるということは、自分が信頼されている証。せっかくならば気分良く応じたいものですよね。今回のメルマガ『久米信行ゼミ「オトナのための学び道楽」』ではiU情報経営イノベーション専門職大学教授を務める久米信行さんが、読者からの「頼まれ上手になりたい」という相談に答える形で、頼まれごとの気持ち良い「引き受け方」をレクチャー。さらに誰も傷つけない上手な「断り方」も伝授しています。
オトナの放課後相談室「頼まれ上手になりたくて」
Question
自分自身、仕事でも、プライベートでも頼まれごとを引き受けるのが下手だなぁと思うことが多くてよく反省します。
何か頼まれると、「期日はいつまで?」「仕上がりはどんなイメージを持ってる?」「NG事項は?」みたいな感じで、OKする前にあれこれ聞いてしまいます。
ただ、頼む側は、軽い気持ちで頼んでいることが多いようで、「ごめん、なんも考えてなかった」とか「おまかせで!」といわれがちです。
こちらとしては、期待にこたえたいとか、迷惑をかけたくないという思いからの質問なんですが、先方からは「条件から聞いてくる面倒くさいヤツ」と思われているようで、我ながら不器用な生き方だなぁと思っています。
周りには、何も聞かずにソッコーで「いいよ!」と引き受ける気持ちのいい人たちが多いので、余計に自分の不器用さを実感します。
とはいえ、安請け合いはしたくないのでどうしてもあれこれ聞いてしまう自分がいます。
相手にうるさいヤツ、面倒くさいヤツとさほど思われずに、コッチの疑問もぶつけられるいい方法はないものでしょうか?(大阪府・37歳、男性)