1.和顔愛語の精神で、あいさつや日常会話
私が大好きな仏教用語で、著書でもよく引用する言葉が「和顔愛語(わげんあいご)」です。それは、ことばの通り、いつもニコニコ笑顔を浮かべ、やさしい言葉をかけること。「和顔愛語」こそ、誰もがお金がなくてもできる尊いお布施「無財の七施」のひとつだと言うのです。
ところが、これが簡単そうで難しいのです。そこで、大学の授業では、毎回違う席に座ってもらいながら、お隣の人と笑顔を浮かべながら15秒間無言で見つめあうワークをしています。最初は照れてしまって目が泳いだり、体がくねくねしてしまいますが、だんだん自然体で微笑みあえるようになるから不思議です。
いきなり誰かにやってもらうのは大変ですから、毎朝、鏡に向かって笑ってみるのもいいですね。
そして、会社に行ったら、彼女はもちろんのこと、上司や同僚たちに「和顔愛語」の精神で笑顔のあいさつをしてみましょう。
いきなり、会社ではハードルが高ければ、通勤途中のおまわりさんや駅員さんから始めるのもOKです。照れくさいのは最初だけです。「和顔愛語」には慣れと習慣化が大切で、繰り返せば繰り返すほど、自然に笑顔を浮かべられるようになるのです。
明るくて笑顔が素敵な彼女は、きっとそんなあなたの笑顔のあいさつを見逃さないはず。社用で話す時も、雑談する時も、彼女や同僚に「和顔愛語」で接してみましょう。
2.仕事も楽し気にがんばってみる
一見、恋愛と関係なく思われるかもしれませんが、仕事に懸命に、そして楽し気に打ち込む姿は、男女問わず魅力的に見えるものです。
もしも、その後輩女性が、卒業したてであれば、これまで学生時代に見てきた同世代のチャラチャラした男子学生に比べて、仕事ができるオトナの男性は魅力的に見えるでしょう。
ましてや、30歳前後で、そろそろ結婚を考えている女性だとしたら、これからつきあう人は、自分を支えてくれそうな頼もしい男性を選ぶでしょう。
もちろん、会社や上司に対する愚痴も封印いたしましょう。おそらく、明るく笑顔が素敵な彼女は、人の悪口も、悪口を言う人も嫌いなはず。
辛いことが山ほどあっても「和顔愛語」の姿勢で仕事に取り組むご自身の背中を、彼女に見つけてもらいましょう。
3.美味しいお店を見つけて、みんなでランチ
年齢性別問わず、簡単に仲良くなる方法のひとつは、一緒に美味しいご飯を食べて談笑することです。
「和顔愛語」のあいさつと、楽しい仕事ぶりで、少しずつ彼女とも打ち解けてきたら、男女数名での楽しいごほうびランチを企画してみましょう。
そのためには、まず、美味しくて会話も弾みそうなおしゃれなお店を探すところから始めましょう。
見つけて試して美味しかったら、ランチの後、「こんなおいしいお店が見つかったよ。今度みんなで行こう」と楽しそうに話してみんなを誘うのです。いわゆるグループ交際から始めるのですね。
私が会社勤めの時に驚いたのは、多くの人がいつもいく店にルーティンのように通うだけなことでした。特に男性は…。
新しいお店をひとりで探す「知的好奇心」と、みんなを誘う「行動力」は、ある意味イマドキの「女子力」とも通じて、親近感が増すことでしょう。