5つの段階を踏もう。ハラスメント時代の社内恋愛を成功させる作法

 

4.とにかく話を「聴く力」が「話す力」より大切

そんなグループランチの場や、日常の雑談でも、話すより聴くことが大切です。

多くの男性が、女性の前で「何かを話そう」として緊張し、自爆?しがちです。

しかし、多くの女性は「何それ自慢?」という男性の話を聴かされるより、自分の話をただただ聴いてほしいと願っているそうです。

私は、かれこれ20年近くも、性別、年齢、業種の異なる仲良し経営者数名と悩みをシェアする勉強会に、毎月参加しています。そこで話題になり、まったくその通りだと女性メンバーも太鼓判を捺したのが「ベストパートナーになるために」という本です。

● 『ベスト・パートナーになるために───男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた

要点をお伝えすると、男は火星人で、女は金星人というぐらい違う生き物であり、男性は理屈っぽく解決策やアドバイスを話したがるが、女性はただただ話を聴いて受け入れて欲しいということです。

明るく笑う彼女にとって、今までで一番私の話を真剣に聴いてくれた人、気が付けば自分のことを一番話してしまう人を目指しましょう。

5.彼女の好きなことを一緒に楽しんでみましょう

そこまで話が聴けたら、彼女が好きなモノ・コト・ヒトがわかってくるはずです。その中で、一緒に試しやすいこと、自分も興味があることを選んで「一緒に楽しみたいけれど、教えて」とお願いしてみましょう。

多くの男性は、自分が好きなことを相手に押し付けるかたちで誘いがちです(まさに私がそのタイプで、今書きながら反省しています)。

しかし、やるべきことはその真逆です。彼女が好きなものごとを自分も楽しませていただくという姿勢が大切なのです。彼女が好きなものごとを、一緒に楽しめれば、もっと彼女のことを知って好きになれますし、彼女も同じ時空を共有したい大切なパートナーだと実感してくれることでしょう。

まれに、私のもとに、これから結婚をする社員や後輩たちが夫婦で訪ねてくることがあります。そんな二人に贈るささやかなアドバイスは「結婚はホームステイ感覚で」ということです。つまり同じ日本人であっても、結婚すると海外留学をしているぐらい異文化体験を味わうということです。

それを辛い、イヤだと考えるか、新しい体験ができて面白い楽しいと感じるかはあなた次第。

もしも、あなたが彼女のスキをスキになって一緒に楽しめたなら、やがて彼女もあなたのスキをスキになってくれる でしょう。

かなり地道な努力ばかりと思われるかもしれませんが、ひとつひとつは決して難しいことではありません。

ひょっとしたら、彼女のことをよく知るうちに、あれちょっとイメージが違ったということもあるかもしれません。それでも、一緒に時間を過ごして、楽しいと感じたなら、きっと、その人はあなたのベストパートナーです。

ぜひ良いご縁に発展されますことを!

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image by: Shutterstock.com

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1963年東京墨田区出身。87年慶応大経済卒。イマジニア新卒一期で飛込営業と株式投資ゲーム開発。88年日興證券でAI相続診断システム開発研修統括。91年家業の国産Tシャツメーカー久米繊維工業入社。94年三代目社長就任(現相談役)。97年日経インターネットアワード、05年経産省IT経営百選、09年東商勇気ある経営大賞等受賞。10年APEC中小企業サミット日本代表。20年開学の新大学iUでは起業家教育・地域創生担当教授。明治大、多摩大の授業や企業団体研修に即した25万部超の「すぐやる技術」シリーズ等著書15冊。内外情勢調査会等で毎年数千人に講師。東京商工会議所墨田支部副会長、墨田区観光協会理事、墨田区文化振興財団 評議員として地元振興。新日本フィルハーモニー交響楽団・NBS日本舞台芸術振興会・日本吟剣詩舞振興会 各評議員として文化芸術振興。

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