ただ、先日の通信障害を考えると、「iPhoneにeSIMをもう1キャリア契約しておく」という使い方も今後は検討していかざるを得なくなるだけに、世間的にゼロ円プランの需要が増す可能性もあるだろう。ソフトバンクもNTTドコモも、この段階で「やらない」と明言してしまうのは命取りになる気もするのだが。
ちなみに、povo2.0の影響を楽天モバイルに尋ねたところ、山田善久社長は「povo2.0の発表で、多少数字に影響は出ていると感じるが、大きく見ると、すごく大きな影響が出ている感じはしない」とコメント。それに続く形で三木谷会長も「前年同時期で比較すると倍くらいの契約数増。povo2.0については影響はないと考えている。MNP転入による新規ユーザーも多い」とした。
単にゼロ円に群がるユーザーを集めても意味はなく、いかに「ゼロ円から収入を上積みさせていくか」が課題ではあるが、楽天モバイルやpovoがNTTドコモやソフトバンクを脅かす状態になることで、ゼロ円競争の行方も変わっていくことだろう。
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