仏教的な説話の中に「虎とイチゴ」というお話があることをご存知でしょうか。最後まで読んでも「だから何だ!?」となりそうなお話なのですが、今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では現役精神科医のゆうきゆう先生が、この説話を独自に解説。この中には「人生を生き抜く秘訣が隠されている」と語っています。
人生を変える!「虎とイチゴ」の話
こんにちは、ゆうきゆうです。
みなさん元気でお過ごしでしょうか。
今回は仏教的な説話の中から、こんなお話をご紹介します。
「虎とイチゴ」
ある男が外を歩いていると、突如虎が襲ってきました。
男は当然逃げますが、逃げている途中に崖から落ちてしまいます。
そして偶然生えていた1本の枝をつかみ、危うく転落は免れました。
しかし虎がいるため、この枝から上に登るわけにはいきません。
下に逃げようにも、当然高い位置であるため落ちれば命はありません。
困っていると、枝の近くにネズミが2匹やってきました。
そしてこのネズミたち、枝をかじり始めてしまいます。
「枝が折れてしまう!」と男は大ピンチに陥ります。
すると、男は木の枝の根元にイチゴが生えているのを見つけます。
そして彼はそのイチゴを手にとり、パクっと食べました。
おいしかった。
これで話はおわりです。
…だから何なんだ!?と。
その後どうなった、という解説もなしです。
この話はいったい、何を表しているのでしょうか。
ページ: 1 2