できるビジネスマンはなぜ、いまだに“紙の手帳”を持ち歩くのか?

 

スケジュール管理ではなく、思考整理に役立つ紙の手帳

手帳は、スケジュール管理をするための作業ではありません。スケジュール管理が目的であれば、アプリでいいでしょう。私も実際にそうしています。

ただ、紙の手帳に書く場合は、 自分の手で文字を書くことで魂が入ります。

手で書くという作業には、 「自分の思いの強さ」が反映されます。言い換えれば、手書きの文字を書くことで、自分の感情のスイッチ、ワクワクスイッチがオンになる のです。

「アプリで文字を入力しても感情は入る」という人もいるかもしれません。しかし、アプリで書く場合は、簡単に書ける分、感情が希薄になりがちです。思いが強くても弱くても同じ文字になります。しかし、 手書きの場合は、感情が強ければ強いほど、文字は強く、太く、大きくなります。

プレゼン前に不安になった時、その手帳に書かれた文字を見ることで、その時の自分の感情、ワクワク感が思い出せるのです。これはアプリなどで書かれた文字にはできないことです。

手帳はただスケジュール管理や行動を記録するだけではなく、相手に会うことを楽しむツール です。もちろんワクワクするようなことばかりではないかもしれません。時には、相手から無理難題を振られることだってあるでしょう。

しかし、そこで無理難題を振られても、ワクワクした気持ちを思い出すことによって、見方を変えて、考え方を変えて、この壁をどう乗り越えようか。相手のリクエストにいかに答えられるかという気持ちに切り替えることができます。自分から仕掛けるワクワクまで持っていきたいと、常に思っています。

同時に、 手帳は思考整理の道具の1つでもある と思っています。 手帳に一回書き出すことで、頭が整理される。 それによって心がすっきりしてワクワクします。 手帳は単なる記録ではなく、思考整理の道具の1つ です。 アプリはスケジュール管理として、手帳は思考整理 のために使っています。一見一緒のように思えるけど、一緒ではありません。

これが、私がアプリ管理とは別に、紙の手帳を使い続ける理由です。

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image by: Shutterstock.com

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外資系生命保険出身の元ライフプランナー。 2005年にハイパーレスキュー隊員(公務員)からライフプランナーに転職。入社以来、毎年社長杯入賞、毎年MDRT(Million Dollar Round Table=世界71の国と地域に会員を持つ組織。毎年世界中の生命保険・金融サービス専門職のトップクラスのメンバーで構成される)入会の快挙を果たす。 新規のお客さまの世帯数は毎年100世帯を超えるトップセールスマンにまで成長することができた。 現在、Gift Your Life株式会社代表取締役社長。
人生設計のアドバイスをするとともに、エグゼクティブトレーナーとして経営者や組織のリーダー、人脈を構築したいビジネスパーソンに向けて「人脈開拓のための究極のリーダーシップ」を提供している。 著書に『たった20秒ではじめて会うお客さまの心をつかむ技術』(KADOKAWA)、『すごい交渉術』(SBクリエイティブ)がある。

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