もりした千里が抱く3.11への思い。辻立ちしてわかった被災者たちの心の声

morishitachisato
 

2021年の衆議院議員総選挙に出馬するも惜しくも涙をのんだ、元タレントの「もりした千里」さん。そんなもりしたさんは現在、自由民主党宮城県第五選挙区支部長を務めています。それゆえ、もりしたさんにとっても3月11日は忘れてはならない日。メルマガ『もりした千里の『辻立ちクイーンは、今日もいく!』』の中で、辻立ちをしていた際のエピソードを綴っています。

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戦いは続く

もうすぐ、3.11を迎える宮城県。

各地で追悼式の準備が進んでいます。わたしも竹あかりや灯篭、キャンドル作りなどのボランティアに参加させていただきました。皆さんとこの11年間を振り返りながら、様々な話をさせていただき、平和をいうのは当たり前ではないと強く感じました。

2011.3.11 東日本大震災発生。その1週間のことはよく覚えています。

仕事は全部中止。事務所の社長から、「東京から出るな」と指令が出ました。もう何名か関西や沖縄などで見つかっており、逃げたと非難されている。逃げたとわかったら、仕事が減るから、と。

わたしは矛盾を感じながらも留まることを決めました。何もすることがないわたしは、自宅の斜め前に住んでいた友達の家で何日か過ごしました。

彼女は、放射線という見えない敵に怯えていました。玄関先で服を着替えさせられて、着ていた服をビニール袋に入れる。今、考えるとおかしいかもしれないけれど、それくらい必死だったのですね。

どうにか、部屋に入れない様にと必死で、遮るためにカーテンは引いていて、部屋は真っ暗。節電しようとキャンドルを焚いて、ネットでニュースを調べて、ご飯を作って食べて、また、ニュースを見て、放射線がどうこうと、勝手に怖い思いをしていました。

そんなうんざりした頃に、映画を見たのです。

『ひまわり』でした。

ソフィアローレンが綺麗だからと勧められて見始めたのだけど、一面のひまわり畑は、さらに美しかった。

そのウクライナが今、戦場となっているなんて、想像しても追いつきません。学校や病院も爆破され、しかも、原子力発電所も占領されてしまっている。恐ろしいです。これが本当の恐怖だと感じます。

平和の有り難みと難しさを実感しながら、「対岸の火事ではない」と、わたしも強く思います。

武力行使を世界が認めてしまうと、これから先、台湾有事、尖閣諸島、沖縄へと手が伸びていく可能性だってある。日本は毅然とした態度で非難し、行動を起こしていくことが必要です。

経済制裁の効果が出るまでには時間がかかるのかもしれない。できるだけ、早く停戦して欲しい。声を上げることが無駄という人もいるかもしれないが、わたしはそうは思わない。

その証拠にウクライナの士気はまだ下がっていない。大統領も逃げていない。そんな姿を見て、またウクライナ国民も声を上げている。私たちもできることで支援していきましょう。

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