ムッソリーニとプーチン
プーチンは、「現代のヒトラー(プトラー)だ!」とよばれることが多くなってきました。しかし、「79年周期説」で見ると、プーチンは、「現代のムッソリーニ」。習近平が「現代のヒトラー」となります。
ヒトラーは、「ユダヤ人絶滅政策」を行っていました。習近平は、ウイグル人100万人を強制収容し、ウイグル女性に不妊手術を強制し、まさに、長期的民族絶滅政策、ジェノサイドを行っています。
さて、ムッソリーニのイタリアは、ナチスドイツの同盟国でした。ところが、1943年7月にクーデターが起こり失脚。その後、イタリアは、連合国側に寝返ったのです。
1943年といえば、ちょうど79年前になります。もちろん、私はファナティックに79年説を信じているわけではありません。ですが、いろいろ面白い事実もあります。
1929年、世界大恐慌。79年後の2008年、リーマンショックから「100年に1度の大不況」が起こった。
1934年、ヒトラー、ドイツの総統に。79年後の2013年、現代のヒトラー習近平が国家主席に。
1939年、第2次世界大戦勃発。79年後の2018年、ペンス副大統領の反中演説から「米中覇権戦争」勃発。
どうでしょう。なかなか興味深いのではないでしょうか?もし79年周期どおり、現代のムッソリーニ、プーチンが失脚したら、どうなるでしょうか?
ロシアに、親欧米派の新大統領が誕生する。「対中包囲網に参加する」ことを約束するかわりに制裁を解除してもらう。そうなれば、中国は、ウクライナ侵攻の勝者から敗者に転落します。
そんな都合のいい展開があり得るでしょうか?「まさか!」と思えるでしょう。しかし、日本人のほとんどが、実際にはじまるまで「ウクライナ侵攻などありえない!」と考えていたのです。こういう時代は、なんでもありえます。
(無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』2022年4月8日号より一部抜粋)
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