この本に協力した多くの人が殺されました。ロシア下院議員のゴロヴリョフとユーシェンコフは射殺され、ポリトコフスカヤ記者も殺された。シチェコチーヒン下院議員と著者のリトヴィネンコは毒を盛られ、殺害されたのです。
この本から分かることは、プーチンは裏切者は決して許さないということです。ウクライナもロシアを裏切ったので、許さないのでしょう。そして、暗殺や紛争による数万人の死もいとわなかったプーチンですから、70歳の今、目的達成のためなら核兵器の使用もいとわないと思われます。
映画では主人公の奥さんのクビが最後に主人公に送りつけられたり、ギャングに捜査官一家が惨殺されて気分が悪くなる作品がありますが、現実のロシアの方が怖ろしい世界なのです。この本はロシアでは発禁となっており、この本の内容を紹介するだけで暗殺される可能性がありますので注意しましょう。
そういえば、アメリカでもCIAとマフィアが組んで大統領を暗殺したことがあるし、大量破壊兵器を開発しているとの理由で侵攻したこともあるので、諜報の世界は本当に怖ろしいことがわかりました。
フェリシチンスキーさん、良い本をありがとうございました。
【私の評価】★★★☆☆(76点)
<私の評価:人生変える度>
★★★★★(お薦めです!ひざまずいて読むべし)
★★★★☆(買いましょう。素晴らしい本です)
★★★☆☆(社会人として読むべき一冊です)
★★☆☆☆(時間とお金に余裕があればぜひ)
★☆☆☆☆(人によっては価値を見い出すかもしれません)
☆☆☆☆☆(こういうお勧めできない本は掲載しません)
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