学食の運営受託事例が増えFC展開を展望
その第一弾は、桃山学院教育大学(大阪府堺市)。オリエンタルフーズが同校から求められた「新しい学食運営」の在り方とは、このような内容だ。
- スマート食堂(モバイルオーダー、AI、テクノロジーの導入)
- ベンチャー食堂(経営体験、メニューコンテスト、空きスペースプロジェクト)
- FOODFOODプロジェクト(地域とつながる、地域活性化)
まず、1.の「スマート食堂」とは。「並ばない」「触らない」「非接触」のモバイルオーダーをはじめ、これからはAIによってその日の注文予測や1カ月先の売上などが分かることから、食品ロス問題や残飯問題なども解決。売店には無人レジの導入も検討。
2.の「ベンチャー食堂」とは。食堂や売店の空きスペースをビジネス的に活用する提案であり、食堂のメニューコンテストなども含まれる。洗い場を手伝った対価として食事が無料となる企画等々、食堂がきっかけとなったアイデアを引き出す。
さらに、3.の「FOODFOODプロジェクト」とは。学食が地域と連携することによって地域活性化と地域社会貢献につながる。地産地消をはじめ、子ども食堂の導入など地域の人々にも活発に学食を利用してもらい、学食を地域社会になくてはならない存在にする。
プロデュース会社である株式会社アンデレパートナーズと提携し桃山学院教育大学での学食運営は2021年4月から受託。さらに、桃山学院大学(大阪市和泉市)の学食運営を今年4月から受託、神戸国際大学(兵庫県神戸市)の学食運営を今年9月からの受託を予定している。
米田氏によると、オリエンタルフーズ直営での学食運営はここまでと想定。これ以降は同社が築いてきた学食運営をFCで展開していくという。
image by: 千葉哲幸
協力:株式会社ORIENTALFOODS , 株式会社アンデレパートナーズ