また南シナ海の環礁の埋め立てから、既に航空機が配備され、制空権も取られているということになるのではないでしょうか。
少なくとも台湾軍の単独では制空権を抑えることはできないと考えた方が良いと思います。
つまり、台湾で戦争が始まった場合、台湾における非戦闘員の亡命は少なくともウクライナの時よりも難しいということになります。
台湾の北側から日本の南西諸島に逃げるか、南側からフィリピンに逃げるか、あるいは太平洋側の制海権を握るしかないということになります。
しかし、太平洋側の制海権を握ることも、台湾単独では難しいということになるので、亡命や避難をすることもできないということになります。
この事は台湾が戦時になった場合、「他国と連絡を取ることができない」ということであり、海を越えるということの難しさがあるということになるのです。
当然、中国人民解放軍も海を越えなければならないという状況は同じです。
そのことは「ウクライナよりも攻めにくい」ということになります。
(メルマガ『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』2022年6月27日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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