プーチンと「一蓮托生」は御免だ。露に“優しくない”習近平の本音

 

なぜか分からないけれども、カネの問題を先に言うわけですよね。NATOがそのように各国に要求して、要求しているから各国がその通りにしているかというとそうでもなくて、ドイツは1.5%だった、それを今議会の方に2%にしようという提案をシュルツさんがしているようですけれど、必ずしもすべての国がクリアしているわけではないNATOからの要望である軍事費のGDP比2%。これを真似てというか、NATOがそう言っているのだから日本もそうしましょうよと言う論理はそのままでは真面目に受け取れない話ですよね。冗談でしょと。そういうふうに決まっていくものですかと。そうではなくて、何が必要で、何が必要でないか、日本の防衛ということについてどう考えるべきかということから説き起こしていくべきで、その結果として2%を超えたとしても、本当に必要なことならばしょうがないという話になるかもしれない。そういうことだと思うんですね。

それについては数々、とにかくアメリカの要求に従っていわゆる正面装備を買いそろえたはいいけれども、それを全部ちゃんと運用できるように必要なお金は計算されていますか、ということになる。だからその辺はしっかり考えていただきたいと思うのですが。この間、日本のこれからということについても含め、考えるべきチャンスが来てしまった。

これこんなに、核が使われたら大変だねということを具体的に考えなければならない時代が来るとはね。対立している国が核で武装しているということは現実にあるわけで、核戦争は抽象的な可能性としては常にあったわけですけれど、ロシア軍が今以上にボロカスに負けて、プーチンさんのポジションが怪しくなったときに何をするか分からない。核のボタンを押してしまうかもしれない。それは、生き延びようと思ったら戦略核のボタンは押さない訳なので、戦術核なのでしょうが。それにしても核を使う可能性がこんなに具体的に迫ってきた時代はかつてなかった。キューバ危機以来と言うべきか。そこで色々な議論が沸き起こってくるわけですが、日本の基本方針はもちろん「非核三原則」があり憲法9条があるなか、どうするのかということなんですけれど。

安倍さんが変なこと言ったり、何でしたっけ。各共有論みたいなね。しかし、それはそういうシステムで日本も事実上の核武装が出来るのだという姑息な話に見えますけれど、それ自体はそうなんだと思いますけれど、ただ、我々が日米安保条約を結んでいる相手のアメリカ軍は、核で武装した軍隊だと。核兵器による破壊力を前提にした軍事組織を持っているということ。これは間違いのないことなので、そのことをじっくり考えるべきですよね。で、だからこそ、核禁条約にオブザーバー参加さえしないというのは、核に関して無関心すぎる。核に関心があるのなら、それはオブザーバーでも参加しなければおかしいですよ。最低でも。そこにも典型的な対米従属の姿勢が現れているわけですよね。

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