クリミア大橋爆破で勢いづくプーチン。米がウクライナに“テロ”を命じた訳

 

ウクライナのゼレンスキー政権は米国の傀儡だ。ウクライナの軍事行動は、米諜報界(とその傘下にいる英諜報界)の指示で行われている。ウクライナは、米英がやれと言った作戦をやり、米英が反対する作戦はやらない。クリミア大橋の爆破も、米英の指示もしくは許可のもとで行われたはずだ。米諜報界は2014年にウクライナを政権転覆してロシア敵視の米傀儡国に変質させた後、CIAや米軍特殊部隊などの諜報要員・軍事顧問が多数ウクライナに駐留し、東部の露系住民との内戦を激化してロシアを怒らせる策略をやり続けてきた。米国の軍事諜報要員たちは今年2月のウクライナ開戦前にいったん引き揚げたが、その後戦争の長期化とともに再びウクライナに戻り、今では開戦前より多くの米要員がウクライナに駐留し、ウクライナの軍や極右民兵団、内務省などのために、戦闘やプロパガンダの戦略を練っている。この戦争の実体は、米国がウクライナの皮をかぶってロシアと戦争している(米国が直接ロシアと戦争すると核戦争になってしまうので、低強度にするために皮かぶり)。

CIA, US Special Forces Presence Now “Far More Extensive” In Ukraine: Report
UN: Ukraine nuclear power plant loses external power link

ウクライナの皮をかぶった米諜報界は最近、ロシアに対するテロ攻撃や越境攻撃を激化している。8月中旬には、露軍が占領しているウクライナ北部のザポロジエ原発をウクライナ軍が攻撃し始めた。米ウクライナ側は、露軍が原発を攻撃しているかのようなウソを流布し続け、多くの人がそれを軽信してしまっているが、攻撃しているのは米ウクライナ側だ。最近、ウクライナ戦争をめぐるウソを暴露し続けている米教授のジェフリー・サックスが、ザポロジエ原発を攻撃しているのはウクライナ軍だし、ノルドストリームのガスパイプラインを爆破したのは米国だと事実を暴露し、番組を降板させられたりしている。ザポロジエ原発は、米ウクライナからの攻撃で電源を失い、大事故の一歩手前の状況だ。対策として、ロシア政府は原発をウクライナから没収してロシア政府の資産に転換し、本格的な管理と対抗策を開始している。国連IAEAは、米国のプロパガンダに逆らわず、誰が原発を攻撃しているかを言わないまま、問題解決のために露政府と話し合っている。

Professor Sachs: “Ukraine Needs To Stop Bombing Nuclear Power Plant And Blaming It On Russia”
悪いのは米国とウクライナ政府

8月20日には、ロシアのユーラシア覇権拡大の運動を支援してきた評論家アレクサンドル・ドギンの娘で、父の広報担当者だったダリア・ドギナ(ダリア・ドゥギナ)がモスクワ郊外でウクライナ諜報機関によって爆殺されるテロ攻撃が起きた。ウクライナ政府は自分たちの犯行でないと言っていたが、今月に入って米諜報界が、ウクライナ当局がダリアを殺したことを認めた。ウクライナは米国の許可なしにこの手のことをやらない。米諜報界がウクライナにやらせたテロだろう。最近起きた事件としては、ロシアのガスをドイツに送っていた独露共同建設のノルドストリームの海底パイプラインを爆破して同盟国のドイツを困らせたのも米国だった。

US Intelligence Places Blame For Dariya Dugina’s Assassination On Ukraine
Kiev terror tactics nothing new, Putin says

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