謝りたくない中国人
中国人は謝る習慣がないようだ。ひとつは、責任を取りたくないということ。謝罪すれば、責任があることを証明することになり、責任を問われることになる。次に、中身よりもメンツが大事で、謝ると面目をつぶすことになり、他人に対して劣等感を抱くことになる。
中国では、嘘をつかないと人間関係がうまくできないと思っている人が少なく、謝るということは自分に非がある、防御が破られる、だから謝れない。一部の中国人は非常に計算高く、謝ることのリスクが謝らないことより大きい、あるいは謝ることのメリットが謝らないことより小さいと思えば、謝らないのだ。
よく謝る日本人と謝りたくない中国人、背景には、文化と民族性格の異なることが垣間見える。また、中国人はよくボディランゲージで謝る気持ちを表す。例えば、両手を合わせる。あるいは相手の肩を友好的に叩くなど。また、「ご飯をごちそうします」、と言うのもよくある。
つまり、謝ることは勿論大事だが、感謝の気持ちもよく伝えればいいと思う。
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