もうね、100年安心が~とかいう話を目にするたびにウンザリですよ。年金を叩くためだけに使われている言葉。
当の昔に、政府は一言も言ってない事が当時の徹底的な調査で判明してるんだから、未だに100年安心がどうのこうの言ってる人達は何も信頼に値しない。
年金って面倒くさいなあ…と思う所は、影響力ある人たちが本質とは関係ない事で議論を行い、それに多くの人々が翻弄されてしまう。だから、まずそのような誤解を解くところから始まる事も多いのがしんどいところです。
例えば年金は積立にすれば人口減少に影響がないとか、年金積立金が無くなると年金が貰えなくなるとか、今の高齢者は若い人より少ない保険料で高い年金がもらえて世代間不公平があるとか、未納者が4割で破綻してるとか…etc.100年安心とかいう言葉も本当にバカバカしい誤解で振り回してくれますよ。
まるで変な新興宗教に洗脳された人を、まず普通の感覚に戻さなければならない事に時間を取られ、本当に必要な事が後回しにされてしまう。他の社会保険はそこまでないのに、年金に関してはこういう話題に事欠かない。
まず年金は保険という所から認識してもらう必要があるのだろう。
100年安心と曲解された平成16年改正は、上限固定された保険料収入の中で、今の若い人の将来の年金の給付水準を高めようとするために必要で重大な意味があるのに意味を履き違えた批判に時間を取られる。
余談ですがふと思い出すのは昔、高度経済成長期で公害というのが大問題になった事がありますが、どこかの会社が流す有害物質が原因とわかっても、そこでいちいちどこかの学者達が「いやいやこういう原因が考えられる」と口を出してきて、それらの証明に時間が取られて公害被害が拡大し続けたという事があります。
それと似たような感覚がありますね。
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