この「100年安心」とかいう言葉は政府が一言も言ってなくて、今の今まで言った事もない言葉がどうして発生してしまったのか。
それはもう既に結構周知の話にはなってるんですが、平成15年11月の総選挙時に公明党の議員がうっかり100年安心という言葉を使ってしまったから、一斉にマスコミやら野党がここぞとばかりに飛び付いたわけですね。
当時、舛添要一さんが当時の厚生労働大臣の時に民主党から執拗に「100年安心」という言葉で追及されました。
野党にとっては最高の批判ネタになったわけです。
だから、舛添さんがその時にそれは一体誰が使った言葉なのかと、公文書の調査などで徹底的に出所を調べた結果、先ほどの公明党議員が選挙の際ウッカリそのような発言をしたという事が判明しました。
平成21年3月の衆議院本会議の答弁では、「政府は100年安心とうたった事が無い」という事で結論が出ました。
よって、政府は誰もそんな「平成16年改正以降何もしなくても年金は100年安心です」なんて一言も言っていません。
何でもそうですが、その情報が一体どこから出たものなのかという一次情報を把握する事は本当に大切です。
誰かから聞いた、そんな噂がある…とかいう話を簡単に信じちゃいけませんよ。
そんな事を簡単に信じる人は簡単に騙されます。
散々、マスコミや野党関係者が「年金100年安心はウソだったのか」、「かつて政府が100年安心と豪語した年金…」という事を言ってきたがために、多くの人がその言葉を聞いた事が無い人はほぼ居ないかもしれません。
でも、今の今まで政府が「100年安心」を肯定した事はあったでしょうか。政府から積極的に100年安心とかいう話を聞いた事は無いですよね。
そう。言うわけがない。
言った事無いのに、そんな事問いただされても「何の話よ!?」って思いますよ。
そもそも100年安心のネタとなった平成16年の年金大改正はそういうものじゃなかったから。
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