世界中のさまざまな著名人を呼んで講習を行う「TED」が話題となっていますが、その中でもメルマガ『尾原のアフターデジタル時代の成長論』の著者でGoogle、マッキンゼー、リクルート、楽天の執行役員などを経て、現在はIT批評家として活躍されている尾原和啓さんが最も気になったものが「恋に落ちる36の質問」。これで実際に恋に落ちてしまった人もいるのだとか。なぜ質問だけでそんなことが起きるのでしょうか? 実際の36の質問内容も紹介しながら解説しています。
この記事の著者・尾原和啓さんのメルマガ
TED「恋に落ちる36の質問」を解説。ドキドキしてますか?
今年のカナダのバンクーバーでやったTEDでウケたワークショップがあって「この人、あれ、どこかで見たことある人だな」と思ったら、実は昔TEDで心理学者が作った「36の恋に落ちる質問」っていうのを実際実施してみて、本当に恋に落ちた記者の方が、共感に関するワークショップをやられていました。
恋におちる36の質問
そこで「懐かしいな」と思って、記事を探してみたら、日本語で「恋におちる36の質問」が全部あったので、ちょっとお話をしていきたいと思います。
「恋におちる36の質問」って、結局「惹かれているな」ってちょっと思う人が、その人の同じところに共感して、違うところに魅力を感じるっていうこういうことを、どういうふうに凝縮してやっているかということなんですよね。
だから例えば、質問を後で貼っときますけど、これって別に恋人に限らず、「すごく仲良くなりたいな」っていう仕事のパートナーだったりとか、生活のパートナーだったりとか、何かを一緒に関係していくような仲間だったりとかにも全然活用できるやり方なので、ぜひ真似してみてほしいんですよね。
結局「恋におちる36の質問」というのは、3つの12個のセットになっていて、だんだん距離感を縮めていくわけですよね。
例えば、最初の一問目っていうのは、「この世界の誰でもディナーに呼べるとしたら、誰を誘いますか?」っていう質問から始まるんですよ。もし一緒にディナーに行けるんだったら誰と行くだろうというのは、いろいろ考えますよね。
こういうふうに、自分が普段考えないことを考えると、つい本音が出るんですよね。それも「せっかく行けるんだったらディナーは誰と?」って言うと、その裏側には憧れとか尊敬とか色んな普段表に出さないポジティブな感情っていうのが出てきますよね。こういうのも語り合い始められます。
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