熟年離婚を検討される夫婦の場合、子どもが成人していることが多いことから、このような配偶者に対する様々な悩みや不満から解放されるのでしよう。
そして、その後の人生を、自分らしく自由に生きることができるという点に熟年離婚のメリットがあるように思います。
また、熟年離婚のメリットとして、配偶者に対する直接の関係だけでなく、配偶者の親族との関係にも悩まなくてよくなるという点も挙げられます。
熟年離婚を検討する夫婦は、その親の介護等の問題を抱えていることが少なくありません。配偶者の親の介護という点からも解放されることも、熟年離婚のメリットといえるでしょう。
さらに、これは熟年離婚に限る話ではありませんが、離婚後は自由に恋愛したり再婚したりすることができるようになります。
熟年離婚が増えてきている昨今、熟年者同士の恋愛の場も増えてきているようですから、新たな出会いを求めることも不可能ではなくなっているようです。実際にマッチングアプリでの熟年結婚も多いと聞きます。
しかし、残されてしばらくは、離婚後の生活面における孤独感は想像以上に大きいと自分は思います。
このように、熟年離婚のデメリットの一つが、離婚後に孤独感を感じることが多い、ということが挙げられます。
熟年離婚の場合、子どもも成人していることが多く、既に独り立ちしていることが多いため、離婚して配偶者と別居すると一人で生活することになります。
仕事を持っている方であればまだ良いのですが、定年退職された方や専業主婦であった方が熟年離婚すると、一人で生活することになって自由な反面、孤独を感じることも多くなってしまうのです。
若いうちであれば、独身の友人等も多いと思いますが、熟年離婚の場合、友人は家庭を持っている場合も多いことから、なかなか普段友人と一緒に出掛けたりすることが難しくなってきます。
特に、趣味がない方や、もともと友人が少ないという方は、熟年離婚後に孤独感を感じることが多くなってしまうというデメリットも十分に考えて、決断せざるを得ません。
ここまでは、当たり障りのない、表向きの話となります。
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