なぜ、あなたのダイエットは3日坊主なのか?誘惑に勝つ「条件付け」の思考

 

きっかけを明確に、レスポンスを簡単に 

もう1個は、英語の題“Build Good Habits &Break Bad One”の面白いのが、例えばダイエットをやるときに、一番簡単なダイエット方法として「条件付け」ってのがあるんですよね。

例えば、自分がどうしても何か甘いものをついつい食べてしまって、カロリーオーバーしてしまうということを考えたときに、甘いものってどこで食べるんだろうっていうと大抵の場合はやっぱコンビニなんですよね。

そうすると、コンビニの甘いものの棚の前に来たら、もう無条件に炭酸水を買うっていうに僕の場合はもう決めてるわけですよ。

そうすると結局甘いものを食べるっていうことで迷うときに、炭酸水飲んじゃえばとりあえずお腹が膨れるので、それでいいじゃないかっていう話だったりとか。

この炭酸水を飲んだときに僕もカバンの中に入れてるんですけど、このカバンの一番手前にあるラムネですね。これが1粒1kcalなんですけど、ブドウ糖100%なんで血糖値上がるんですよ。

なので、これを2粒食べると、甘いもの食べたら300kcalとか200kcal取っちゃうところが2kcalで済みますよねみたいな風に、もう何か自分の悪い習慣が起きるところに自分の条件の発動を決めておいて、その発動したらそのプログラムに従ってですね動くっていうのがもう一番簡単ですよねと。

だから本の表紙にも書いてある、きっかけが何か?きっかけからどういう欲求が起きて、欲求から反応が起きて、反応から自分での報酬につながって、っていうこのルートを作っていくっていうことが大事になってくるわけですね。

今度、きっかけからのこのちっちゃいループ、アトミックループをどう作っていくかっていうと、さっきのこのきっかけと、きっかけから欲求があって、欲求から反応があって反応から報酬があるというときに、このきっかけが明確で、その後の自分の欲求というものが魅力的で、それが簡単に作れて、それが満足いくっていうことが大事なわけですね。

大概の悪い習慣というのは、例えば自分のダイエットをしようっていう時に、1日1,200kcalで私は収めるんだって言うと、1,200kcalで収めるっていうのって1日終わりにならないとわかんないじゃないですか。そうすると、きっかけがないわけですよね。

でも例えば、毎回ご飯のときにレスポンスとしてご飯を半分にするっていうことをすれば、きっかけは明確になりますよね。

こういう風にその悪い習慣というのは、そもそも、きっかけがよく分からないものを無理くりにでも明確なきっかけにくっつけていくってことが大事なわけです。

しかも、そのきっかけっていうものがあれば、僕の場合はさっき言ったように甘いものを食べたくなるっていうときに炭酸水を飲むっていうことを決めておくと、炭酸水は炭酸水で喉にシュワーっとする気持ち良さがあるから、飲んでいて爽快感があるんですよね。

そうすると、やっぱり物が魅力的だから良いし、甘いもののコーナーって大体冷蔵庫的な棚があるから、その裏側か横に、炭酸水のコーナーがあるんですよね。

だから甘いものを食べたくなってコンビニに行っちゃったら、炭酸水に切り替えるっていうのはもう反応も超簡単、しかも僕の前はこれ1回でさっき言ったように200kcalを得したっていう風にやるので、この200kcal今日は得しましたねってGoogleカレンダーに書くわけですね。

そうすると1週間とか1ヶ月振り返ったときに、「おお、今月は俺もう2,000kcal得したわ」みたいなことで報酬になる。こういう風に自分が今やってる習慣というものを、このきっかけっていうものが不透明なものを透明にしていく。

じゃあそこからやるってことを魅力的にしていく、何よりもそこでやる習慣というのを簡単に条件付けとこのやることを、この“CUE”が明確で、“RESPONSE”が簡単で、できればその結果が見やすくする、っていう。

これをうまく身に付けていくと、さっき言ったように簡単な習慣からなりたいWantの習慣で、Wantがなりたい姿になっていって、結果、振り向けば自分のやりたいことが達成しているという風になります

なのでぜひ皆さんコメント欄に、年始決めた目標とこの4つのループの、特にこのきっかけと、レスポンスのところを皆さんコメントをいただければです。

他に僕がやってるので言えば、朝起きてまず喉渇くじゃないすか。で喉渇くと白湯を飲むんですよね。白湯を飲んだ後にもう横にヨガマットが置いてあって、そのままHIITをやるっていう風に、朝、白湯を飲んだらすぐにHIITをやるっていう習慣にしてたりとか

あとミーティングの後トイレに行ったら、その後スクワットを20回やるっていうことを決めてたりとか、こんな風に、CUEとRESPONSEっていうものを、きっかけを明確にレスポンスを簡単に、みたいなことをやることによって結果的に1%の365日振り返ってみれば40倍に変わってくみたいな風にやっていくと、三日坊主にならないですよっていうお話でございます。

というわけで、つながる時代の未来を楽しみましょう。じゃあね~

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IT批評家、藤原投資顧問 書生 1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科応用システム専攻人工知能論講座修了。 マッキンゼー・アンド・カンパニーにてキャリアをスタート。 NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援を経て、リクルート、ケイ・ラボラトリー(現:KLab取締役)、コーポレートディレクション、サイバード、電子金券開発、リクルート(2回目)、オプト、Google、楽天(執行役員)の事業企画、投資、新規事業立ち上げに従事。 経産省 対外通商政策委員、産業総合研究所人工知能センターアドバイザー等を歴任。 現職は14職目。シンガポール・バリ島をベースに人・事業を紡ぐカタリスト。ボランティアで「TEDカンファレンス」の日本オーディション、「Burning Japan」に従事するなど、西海岸文化事情にも詳しい。

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