稲盛和夫の言葉を「ノート50冊」に書き留めた側近が伝えたかった事

Close up of business people hand in suit writing on notebook or document
 

さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

謙虚さは「魔除け」になるんだ

「謙虚さが本当に大事なんだ。少しぐらい仕事がうまくいっても、けっして自分の成果だと思ってはいけない。つねに周囲の人に気を配って、謙虚でいる。結局、そういう人に、人は集まってくるんだ」

楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に行動する

幸福になるには「人生を長期的な視点で見ること」

何を始めるにしても、まずは現状に感謝しなければならないんだ

「新規事業というのは、たとえ規模が小さくても、ワクワクして始めるものだ。しかし、肝心のリーダーが、うまくいかないかもしれないと、否定的な言葉を口にしていては、ワクワクするどころか、暗くなるだけだ。それではうまくいくものも、うまくいかなくなる」

リーダーは怖くても、怖いそぶりを見せたらダメなんだ

「JALの皆さんは、経営計画という約束を守れなかったのではありませんか?人間として正しいこと、約束を守るということができなかった。だからこそ、JALは倒産したのではないのですか?」

「人から嫌われたくない人間では、部下を育てることも、強い組織を作ることもできない」

「たとえば、部下に新しい仕事を指示するとき、部署を代表して新たな可能性に挑戦してもらうわけだから、感謝の気持ちを持って話しているか、どうか――。また、部下を叱責するとき、部下に成長してほしいという、思いやりを持って話しているか、どうか――。結局、そういうことが大事なんだ」

完成品が見えてくるまで考える

なかなか側近の立場では書けないと思いますが、もうちょっと稲盛氏の負の側面にも触れていたら、さらに良い本になったと思います。

ただ、それを差し引いても、経営において、仕事において、勉強になる言葉集だと思います。

ぜひ、読んでみてください。

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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