立てた仮説が誤りだった時に「諦める人」と「修正する人」に生まれる差

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「お金を稼ぎたい」「出世したい」「夫婦仲良くしたい」。人は、さまざまな願望を持っているはずです。しかし、それがなかなか叶わない現実もあります。どうすれば、目標に到達しやすくなるのでしょう? 今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、「仮説を立てること」の重要性を語っています。

方法論を持つ

私が他の人よりも少しだけ優れているところがあるとしたら、それは何かの命題を見つけた時に、自分なりの方法論を考えられるところだと思います。

前回は老後をテーマにあれこれ書いてみたわけですが、あれは

● どうやったら老後を楽しく暮らせるのか

ということの方法論なんですね。

▼ どうやったら出世するのか
▼ どうやったらおカネを稼げるのか
▼ どうやったら上達するのか
▼ どうやったら幸せになれるのか
▼ どうやったら夫婦仲が良くなるのか
▼ どうやったら人に好かれるのか

人生には無数の命題があるわけで、それについてじっくりと考えて、自分なりのやり方、対処方法を考える、それが方法論です。

そのために必要な思考が、仮説を立てるということです。いきなり正しい答えに到達することを目指すのではなく、

● もしかしたら○○なのかも知れない

という仮説を立てて、それを実験、実践によって明らかにしていくという帰納法的な思考が必要になるんです。

もちろん仮説ですから、かなりの確率で間違っているわけです。というかやってみたら間違いだったと気付くわけです。

で、多くの人はなぜかここでガッカリするんですね。自分が立てた仮説が間違いだと分かったら、ガッカリしたり、自分が劣っているとショックを受けたり、自暴自棄になったり、新たな仮説を立てることを諦めたりする人がたくさんいるんです。

仮説ってただの実験ですから、上手く行かなくても構わないんですよ。上手く行かなかったら、つまり仮説が間違いだと気付いたら、どこに誤りがあったのかを検証すれば、それはステージがひとつ前に進んだと言えるんです。

つまり、間違いだと分かったら、修正すれば良いだけなんですよ。

だから大事なことは、仮説を立てることに時間を掛けるのではなく、

▼ 6割程度の完成度で
▼ すぐに試してみて
▼ 結果を取り込んで素早く考え直す

ということなんです。最近では実験をしなくても、他の人が私の代わりに実験をしてくれて、それをツイッターやnoteなどで公開してくれていますから、それをほじくったら自分がやらなくても結果が分かったりするわけですよ。

ハッキリ言って方法論なんて、私オリジナルのものなんてほとんどないんですから。誰かが提唱したり、試したりしたことを繋ぎ合わせたり、組み合わせたり、順番を変えたり、ちょっと手を加えたり、横展開させたりしていることがほとんどなんですから。

そこにオリジナリティを求めたらいけないんです。我々は芸術家じゃないの。しかもこんな方法論で特許が取れるわけでもないんですから。役に立つもの、使えそうなものを躊躇なく使い倒すことが大事だと思いますよ。

逆に言えば、方法論が全く分からないことに深入りするということはありませんね。そんな時には素直に先生を探します。先生におカネを払って教えてもらう、つまりそれはその先生が持っている、実証済みの方法論をインストールするということです。

私にとっての勉強って、

▼ ひとつは抽斗を増やすための作業
▼ もうひとつは他の人の方法論をインストールする作業

なんですよ。それはハウツー本を読むということではなく、

● 人生で上手いことやった人を深掘りする

ということです。

おカネ稼ぎにしろ、出世にしろ、夫婦仲にしろ、自分がやりたいことで上手くやっちゃった人ってどこかにいるもので、その人が何をどうやってそこに辿り着いたのかということを知るのが好きなんですよ。

だから方法論を身に付けたければ、人にフォーカスして、人に興味を持つということが大事なんじゃないかと思いますよ。

 

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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