ビジネスの構想作りからその成果を出すところまでをプロデュースするビジネスプロデューサーという仕事をご存知でしょうか。無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で土井英司さんが紹介するのは、現代のビジネスにおける「これからのスキル」を有名ビジネスプロデューサーがYOASOBIやK-POP、ITなどの自身の仕事内容を紹介しながら語る一冊です。
AI時代のビジネスプロデューススキルとは?⇒『瞬考』
『瞬考』山川隆義・著 かんき出版
こんにちは、土井英司です。
本日ご紹介する一冊は、横河ヒューレット・パッカード、ボストン・コンサルティング・グループを経て、ドリームインキュベータ創業に参画、のちに社長を務めた山川隆義さんによる一冊。
著者は、エンジニア、戦略コンサルタントを経て、韓国のK-POPアーティストの権利に投資を行い、現在はビジネスプロデューサーとして活躍中の人物で、本書にはその異色の経歴とノウハウが活かされています。
どうすれば本書の主題である「瞬考」(仮説思考)ができるのか、どうすればすべてがつながった時代の必然としての「ビジネスプロデューサー」職で成功を収められるのか、ユニークな視点が示されています。
正直、最近出されているどのビジネス書を読んでも、これからの時代に求められる「スキル」が見えてこなかったのですが、本書は確実に未来のキャリアを創るビジネス書だと思いました。
著者がビジネスプロデューサーとしてITや韓国のエンターテインメントに携わっているため、事例が今どきなのもとてもいい。
※登場する事例
・YOASOBI
・K-POP
・半導体開発会社アーム
・AMD
・西野カナ
これはぜひ、読んで欲しい一冊です。
キャリア視点では、これから注目されるであろう、「ビジネスプロデューサー」に求められる要件や具体的スキルが書かれており、ビジネスプロデューサーとして一花咲かせたい人に、おすすめの内容です。
優秀な他者と協働して、成果報酬を受け取る、そんな働き方を目指す個人に、何をすべきか明確に示してくれる一冊だと思います。