すべてにおいて「ダメな見本」の湖西市教育委員会
私は記事を書くのみならず、いじめ被害の支援団体の代表理事として、各地域で起きるいじめ問題の支援に当たっています。
湖西市のいじめ隠ぺい事件も、途中から前任引継ぎのないまま、支援に当たっているわけですが、今回の経過報告を受けて、「うわっ、マジ?開き直ってんじゃん」と正直思いました。
トライアンドエラーすらできていないというか、組織として、形だけの改善があっても、中身が伴わないんだろうなと思います。こうした事態は、各地域で起きています。
それはなぜか?よく私も問われるのですが、これらの組織は、本来こどもの成長や教育、その基礎の基礎は安全等のためにあるはずですが、いつの間にか、組織の構成員の生活と出世、保身のためになってしまうからだと思います。
組織の長は、自分の代では何事も起きず、何か良きイベントでもあればと期待するわけです。
過去、都内のある小学校の校長で、どうしようもない校長がいたのですが、彼の場合は、いじめ対応は時間稼ぎをして中学に行ってしまえば終わりと考えていて、とにかく引き延ばしを計り、大規模イベントは何があろうが功績だからと参加していました。
私は当時、単なる探偵でしたが、私が経営者層に人脈が強くあり、その区の教育長といつでも会える存在だと知ると、突然私にゴマすりを始めました。
あまりに、態度が豹変したので、副校長が話し合いの最中に突然泣き出したほどです。
彼の場合は、こどもが第一ではなく、自分の保身と出世が第一です。
世で言う、嫌いな上司の全ての性質を兼ね備えていたのでしょう。だから、事務トップの副校長が泣きだしたのではないかと。
嫌いな上司、嫌な組織としては、百点満点では、絶対にいけません。
建前でも、こどもが第一という姿勢を見せてもらいたいと思います。
そして、まずは良い見本を見せてくれと思います。
今回の湖西市は、助けを求める手を払いのけ、地獄に落とすかの如く、隠ぺいを行い、これが明らかになると、みんなの前では謝って見せ、手のひら返しをして開き直る。
独裁国家のように報道陣を締め出す。
今のままでは、全てにおいてダメな見本ですね。こどもに誇れません。
きっと、こどもたちもそんな大人にはなりたくないと思うと思います。
今回は経過報告ですから、最終報告はもう少しマシになっていればとは思いますが…。
まあ、期待するだけ血圧高くなりそうです…。
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image by: 湖西市長 影山剛士 - Home | Facebook