ユニクロもこれで成功した。「背伸び戦略」の詳細と注意点

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3.5つの新しい事業

まず、「METAバース」からです。若い世代は、この先、仮想訓間で過ごすことが多くなるでしょう。ですから、今のうちにスポーツ専用の仮想空間を作り、サービスを提供していったら良いと思います。スポーツ用品が買えたり、スポーツが体験出来たり、スポーツを教えてもらったり、スポーツゲームが出来たりする、仮想店舗です。今の内から研究をしておいても、早すぎることはありません。

次は、今話題の「ChatGPT」です。生成AIは、これから、どんどん性能が進んでいきます。いろいろな業界や業種に特化した生成AIも開発されて行くはずです。ですから、スポーツに特化したChatGPTがあっても良いでしょう。スポーツ技術に絞り込んだサービスでも良いです。ChatGPTが、スポーツ技術についての質問に答えてくれます。役に立つとは思いませんか。もちろん、METAバースもChatGPTも、その専門家の協力が必要ですが。

3つ目は、「地域スポーツクラブ経営サポート」です。今後、全国の部活が地域スポーツクラブに移っていきます。しかし、そのクラブは、まだまだ資金が足りていません。経営をサポートしてあげることが、ビジネスになります。例えば、クラブ会員の勧誘、地域スポンサーの勧誘、スポーツ指導者の養成、クラブのグッズ開発・販売、戦略分析ツールの提供などをすればどうでしょう。経営計画書を作ってあげることだって経営サポートです。

4つ目は「スポーツテクノロジー」の提供。スポーツ選手やスポーツチームに、スポーツテクノロジーの機材やツールを提供する事業です。すでに、多くの戦略分析ツールが、世に出ています。選手の体調管理をするためのさまざまなツールも販売されています。今後は、さらに需要が増えることでしょう。また、ますますツールが増えていきます。今の内から扱っておけば、先行者利益が得られるに違いありません。

5つ目は「商品管理、顧客管理アプリ」です。スポーツショップは、商品管理や顧客管理が得意ではありません。ですから、スマホで操作できるような簡単なアプリを開発します。お店にとっては、一瞬のうちに戦略が組み立てられるアプリです。数千店が導入してくれる可能性があります。速く開発したところの勝ちです。

以上、いずれ手がけなければならない事業を考えてみました。あなたがやらなければ、きっと誰かがやります。気がついたときには、もう遅いかもしれません。ぜひ、オーバーエクステンション戦略に挑戦していきましょう。

■今日のツボ■

・大きな目標を持つことで、壁を破ることができる
・スポーツ業界にも、いずれやらなくてはならないことがある
・今やり始めることで、成果を手にすることが出来る

image by: Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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